大友啓史監督、主演・妻夫木聡、共演に広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太らが集結して贈るエンターテインメント大作、映画『宝島』。この度、本作の本予告映像が公開された。
原作は、歴史の陰に埋もれたアメリカ統治下の沖縄の真実を描いた真藤順丈の直木賞受賞作。ある夜、一人の英雄が消えた。沖縄がまだアメリカ統治下だった頃。激動の時代に、立ち向かい、熱く生き抜いた若者たちの友情と葛藤。英雄はなぜ消えたのか。幼馴染3人が20年後にたどり着いた真実とは。

この度公開された本予告映像の冒頭では、1952年、沖縄がアメリカだった時代に、米軍基地から奪った物資を住民に分け与える“戦果アギヤー”と呼ばれた若者たちの姿が映し出される。いつか「でっかい戦果」を上げることを夢見るリーダーのオン(永山瑛太)は、彼らにとっての“誇り”だった。
そのコザの英雄オンが失踪して20年。かつてオンとともに自由を追い求めた幼馴染の3人、グスク(妻夫木聡)は刑事に、ヤマコ(広瀬すず)は教師に、レイ(窪田正孝)はヤクザとなり、それぞれの道を歩み出す。しかし、激動の時代、過酷な運命に立ち向かう彼らの正義と覚悟が交錯した先には、レイに銃口を向けられるグスクの姿が。さらに映像のラストには、大迫力のコザ暴動のシーンが映し出される。
完成した映画を観た妻夫木は「圧倒されて、立ち上がれなかった。鼓動みたいなものが、ドクンドクンと動き出すのが聞こえた気がした。俺たちはここにいるんだ、生きてるんだという魂の叫び。人の生きる力をまじまじと感じさせられた」とコメント。大友監督は「世界には、声にならない声が溢れている。その声を届けたい、心の奥底にある叫びと想いを表現したいと思った」と本作に込めた想いを明かしている。
映画『宝島』は、2025年9月19日(金)より公開。

沖縄がアメリカだった時代。米軍基地から奪った物資を住民らに分け与える“戦果アギヤー”と呼ばれる若者たちがいた。いつか「でっかい戦果」を上げることを夢見る幼馴染のグスク、ヤマコ、レイの3人。そして、彼らの英雄的存在であり、リーダーとしてみんなを引っ張っていたのが、一番年上のオンだった。全てを懸けて臨んだある襲撃の夜、オンは“予定外の戦果”を手に入れ、突然消息を絶つ。残された3人は、「オンが目指した本物の英雄」を心に秘め、やがてグスクは刑事に、ヤマコは教師に、そしてレイはヤクザになり、オンの影を追いながらそれぞれの道を歩み始める。しかし、アメリカに支配され、本土からも見捨てられた環境では何も思い通りにならない現実に、やり場のない怒りを募らせ、ある事件をきっかけに抑えていた感情が爆発する。やがて、オンが基地から持ち出した“何か”を追い、米軍も動き出す。消えた英雄が手にした“予定外の戦果”とは何だったのか?そして、20年の歳月を経て明かされる衝撃の真実とは。
監督:大友啓史
原作:真藤順丈「宝島」(講談社文庫)
出演:妻夫木聡、広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太
配給:東映/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
©2025「宝島」製作委員会
2025年9月19日(金) 公開
公式サイト takarajima-movie