「落語を超えた究極の話芸」と絶賛される立川志の輔の新作落語を映画化。中井貴一、松山ケンイチ、北川景子といった豪華キャスト陣の一人二役で贈る、歴史発見エンタテインメント映画『大河への道』。
ある日、千葉県香取市役所の総務課に勤める池本保治(中井貴一)が観光振興策を検討する会議で意見を求められ、苦し紛れにひねり出したのは、郷土の偉人を主人公とする大河ドラマの実現だった。香取市には日本で初めて精密な全国地図を作った歴史的英雄、伊能忠敬がいる。そしてなんとその提案が採用されてしまう。ところが企画を進めるうちに、地図を完成させたのは伊能忠敬ではなかった?彼はその3年前に亡くなっていた?という日本の歴史を変える驚きの事実が明らかに。そこには地図を完成させるため、伊能忠敬の弟子たちが命を懸けて取り組んだ、とんでもない隠密作戦があった。
この度、本作の本予告映像が公開された。
映像は、舞台を令和から江戸へと移し、亡くなった伊能忠敬を囲む測量隊(和田正人、田中美央、溝口琢矢、平田満)たちを前に天文学者・高橋景保(中井貴一)の「今しばらく伊能先生には、生きていていただきましょうか」という一言から、驚愕の隠密作戦が実行されていく様子が描かれている。測量隊の面々、高橋の助手・又吉(松山ケンイチ)、下女のトヨ(岸井ゆきの)、伊能のかつての妻・エイ(北川景子)らは亡くなってしまった伊能の志を引き継ぎ、地図の完成に向けて尽力するが、初の日本地図完成の裏側では一体何が起きていたのか。そして、映像の最後に映された景保の涙の理由とは一体。伊能忠敬の想いを継ぐ名もなき者たちの道のりが200年の時を経て、今明らかになる。
さらに、先日の完成披露舞台挨拶にて発表された、玉置浩二の書き下ろし主題歌「星路」(みち)の音源が公開された。玉置は「コメント等はあまり得意ではないので、上手く言えませんが、微力ながら、僕の歌が映画「大河への道」を少しでも照らすことが出来たなら、嬉しく思います。映画の御成功、心からお祈りしています」と語った。
映画『大河への道』は5月20日(金)より全国公開。
千葉県香取市役所では、観光促進として地元を盛り上げるために、“大河ドラマ”の開発プロジェクトが立ち上がる。主人公は伊能忠敬。そう、あの初めて日本地図を作ったことで有名な、郷土の偉人である。しかし、その脚本作りの最中に、ある驚くべき事実を発見してしまう。なんと伊能忠敬は、地図完成の3年前に亡くなっていたのだ。「伊能忠敬はドラマにならない。地図を完成させてないんだ!」「え、じゃあ、誰が?」舞台は江戸の下町へ。弟子たちに見守られ、伊能忠敬は日本地図の完成を見ることなく亡くなった。動かぬ師を囲んですすり泣く声が響く中、ある人物が意を決し発言する。「では、今しばらく先生には、生きていていただきましょうか‥‥」忠敬の志を継いで地図を完成させるために、弟子たちによる一世一代の隠密作戦が動き出す。そこには、歴史に埋もれた、涙なしには語れない感動のドラマがあった。
監督:中西健二
原作:立川志の輔「伊能忠敬物語−大河への道−」(2022年1月5日よりPARCO劇場にて再演/漫画版:小学館ビッグコミックオリジナル増刊号にて連載中)
出演:中井貴一、松山ケンイチ、北川景子
配給:松竹
©2022「大河への道」フィルムパートナーズ
2022年5月20日(金) 全国公開