May 17, 2022 news

主演・中井貴一の熱いメッセージも収められた 映画『大河への道』特別版予告映像が公開

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2011年の初演以来、「落語を超えた究極の話芸」と評され再演を繰り返す立川志の輔の新作落語「大河への道―伊能忠敬物語―」が原作の映画『大河への道』。主演をつとめる中井貴一が原作となる落語を観劇し、感動のあまり自ら立川志の輔に映画化の直談判をしたことから始まった本作。前途多難な大河ドラマ実現を描く現代の喜劇と、200年前の日本地図完成に隠された感動秘話を描く時代ミステリーの2つでドラマが描かれる。

公開を目前に控え、中井貴一の熱いメッセージも収められた特別版予告映像が公開された。日本人が初めて自国の姿を知ることになった壮大な日本地図も見ることができる。

「エンターテイメントの世界はずいぶん苦しめられたが、そんな中救いとなったのもエンターテイメントだったように思う」とコロナ禍を振り返る中井だが、「でもそれを支えてくださったのは、お客様しかいません!」と映画館へ足を運んでくれた全ての観客に感謝の気持ちを伝える。そして、「(コロナ禍でも劇場で)笑ったり泣いたりしてくれる観客の勇気が映画・演劇産業が続いていく力になります」と思いの丈を熱く語り、さらに、「映画館にくることを恐れないで足を向けていただきたい」と語った。

共演には松山ケンイチ、北川景子、橋爪功といった日本映画界のトップランナーである俳優陣が一人二役で出演。一足先に本作を鑑賞した観客からは、「日本人すごいな!」「出来上がった日本地図を見て鳥肌が立った」などと驚嘆・感動の声が上がっている。

映画『大河への道』は5月20日(金)より全国公開。

作品情報
映画『大河への道』

千葉県香取市役所では、観光促進として地元を盛り上げるために、“大河ドラマ”の開発プロジェクトが立ち上がる。主人公は伊能忠敬。そう、あの初めて日本地図を作ったことで有名な、郷土の偉人である。しかし、その脚本作りの最中に、ある驚くべき事実を発見してしまう。なんと伊能忠敬は、地図完成の3年前に亡くなっていたのだ。「伊能忠敬はドラマにならない。地図を完成させてないんだ!」「え、じゃあ、誰が?」舞台は江戸の下町へ。弟子たちに見守られ、伊能忠敬は日本地図の完成を見ることなく亡くなった。動かぬ師を囲んですすり泣く声が響く中、ある人物が意を決し発言する。「では、今しばらく先生には、生きていていただきましょうか‥‥」忠敬の志を継いで地図を完成させるために、弟子たちによる一世一代の隠密作戦が動き出す。そこには、歴史に埋もれた、涙なしには語れない感動のドラマがあった。

監督:中西健二

原作:立川志の輔「伊能忠敬物語−大河への道−」(2022年1月5日よりPARCO劇場にて再演/漫画版:小学館ビッグコミックオリジナル増刊号にて連載中)

出演:中井貴一、松山ケンイチ、北川景子

配給:松竹

©2022「大河への道」フィルムパートナーズ

2022年5月20日(金) 全国公開

公式サイト movies.shochiku.co.jp/taiga/