アカデミー賞にノミネートされた『海は燃えている~イタリア最南端の小さな島~』など傑作ドキュメンタリーを生みだしてきた名匠ジャンフランコ・ロージ監督の最新作『旅するローマ教皇』の予告映像と場面写真が公開された。
ヨーロッパ、中東、アフリカ、アメリカ、そして日本。2013年から9年間で37回、53か国を訪れ、現在も世界を周り続けているローマ教皇フランシスコ。
本作は、アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞にノミネートされた『海は燃えている~イタリア最南端の小さな島~』など、圧倒的な映像美で世界を切り取ってきた名匠ジャンフランコ・ロージが、約800時間分の膨大な記録映像と、新たに撮り下ろした映像を交えながら、教皇の旅を通して世界の今を見つめるドキュメンタリー。
この度公開された予告映像は、群衆が大歓声をあげながら教皇フランシスコを歓迎する様子ではじまる。ブラジル、チリ、メキシコ、イラク、中央アフリカ共和国など、旅先の風景が次々と映しだされ、日本では平和記念公園で黙とうを捧げる場面も。「人はかなわない夢を見る。それでも夢を、願いを」「皆さんがベストを尽くせば、この世界は変わるかもしれない」と夢を見ることの大切さを熱く語り、人々に希望を与える姿だけでなく、風で肩襟がめくり上がってしまうお茶目な一面や、自身の過去の発言に対して真摯に謝罪する人間らしい姿など、ありのままの教皇フランシスコが収められている。
映画『旅するローマ教皇』は、2023年10月6日(金)より全国順次ロードショー。
2013年のランペドゥーサ島から始まり、2022年のコロナ禍のマルタ共和国までを旅したローマ教皇。難民問題、紛争に苦しむ中東やアフリカ、アメリカでは平和について語り、被爆地である日本では黙とうをささげ、カトリック教会で起きた性的虐待については謝罪する。「旅とは知的で精神的な修行だ」と語る教皇は、世界各国へ足を運び、笑顔で手を振るだけでなく、市井の人々と触れ合い、話を聞き、夢見ることの大切さを伝える。垣間見える明るく飾らない人間性。様々な世界の問題に耳を傾け、語る教皇フランシスコの言葉は、現在の社会情勢を映し出し、私たちの心をゆさぶる。
監督・脚本:ジャンフランコ・ロージ
配給:ビターズ・エンド
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2023年10月6日(金) Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
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