Jun 17, 2021 news

水と緑の爽やかな情景が楽しめるイギリス湖水地方が舞台の新作映画【梅雨の日本からワープできる2作品紹介】

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コリン・ファースとスタンリー・トゥッチ、イギリスとアメリカが誇る 2 大紳士俳優が共演した話題作、『スーパーノヴァ』が、7 月 1 日(木)より TOHO シネマズ シャンテ他にて全国順次公開となる。

『スーパーノヴァ』の舞台にもなっている、ロンドンから 400 km余り北西部に位置する、イギリスで最も自然が美しいと言われる湖水地方。詩人のワーズワースや、イギリスを代表するキャラクター「ピーターラビット」の著者ビアトリクス・ポターなど、多くの作家がその美しさに魅了されたことでも有名で、16 の大きな湖と小さな無数の湖が点在し、水と緑が織り成す絵画のような景観に出会える。

この度は、ジメジメとした湿気に気分が落ちてしまう日本の梅雨時期にうってつけの、爽やかな大自然を大きなスクリーンで味わえる 2 作品をご紹介させていただきたい。


イギリス湖水地方が舞台の新作映画2選

『スーパーノヴァ』 (7/1 公開)

スタンリー・トゥッチとコリン・ファースが魅せる感動作

『英国王のスピーチ』でアカデミー賞R主演男優賞を受賞したコリン・ファースと、『ラブリーボーン』で同賞助演男 優賞にノミネートされたスタンリー・トゥッチがカップル役を演じ、20 年という歳月を共にしてきた 2 人が向き合う人生の最終章を、圧倒的な演技で魅せる心震える感動作。

不器用で無口だが、胸の奥に熱い愛情を燃やし続けるピアニストのサムをコリン・ファースが、人を惹きつける才能と魅力に溢れ、いつもブラックジョークで周囲に笑いをもたらす作家タスカーをスタンリー・トゥッチが演じる。最初にオファーされたスタンリーが、「サムとタスカーの絆が本物でなければこの映画は成功しない」と考え、20 年来の友であるコリンに自ら独断で脚本を手渡したことから夢のキャスティングが実現。

イギリスの美しい自然を味わえる映画

物語は長年連れ添ったカップルが愛犬とともにキャンピングカーに乗り込み、湖水地方を旅するところから始まる。対向車のいない広々とした山間の中の道や、美しい湖、秋を予感させる紅葉など、目にも楽しい映像も盛りだくさん。“愛の終焉”という、悲しくもこの先誰もが経験することになる人生のクライマックスをさらにドラマチックに演出している。

タイトルの<スーパーノヴァ(超新星)>とは、星がその生涯を終える際に起こすという大爆発のこと。病を抱え、記憶や明るい未来を失いつつあるタスカーの姿を指しているが、劇中では 2 人が天体観測をするシーンも。街灯もなく夜は文字通り闇に包まれる湖水地方で、ただただ広い空を見つめる 2 人の壮大な人生の旅路を、観客も一緒に体験できる。

『スーパーノヴァ』
© 2020 British Broadcasting Corporation, The British Film Institute, Supernova Film Ltd.
映画『スーパーノヴァ』

【作品情報】
出演:コリン・ファース『英国王のスピーチ』、スタンリー・トゥッチ『ラブリーボーン』
監督・脚本:ハリー・マックイーン
提供:カルチュア・パブリッシャーズ、ギャガ
配給:ギャガ
原題:SUPERNOVA/2020 年/イギリス/カラー/ビスタ/5.1chデジタル/95 分/G/字幕翻訳:西村美須寿
© 2020 British Broadcasting Corporation, The British Film Institute, Supernova Film Ltd.

7月1日(木) TOHOシネマズ シャンテ他 全国順次ロードショー

『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』 (6/25 公開)

今作もピーターの暴れっぷりは健在

湖水地方といえばコレ!というほど代表的な作品である大ベストセラー絵本「ピーターラビット」。実写とリアルな CG を融合して映画化され、新たな魅力を発見した前作『ピーターラビット』(18)に続き、いたずら好きなピーターと愉快な仲間たちの大冒険を描く続編。本作では湖水地方を飛び出し大都会で大暴れを繰り広げるピーターだが、もちろん湖水地方の美しい情景も健在。都会に染まり<モフワル>となってしまったピーターは湖水地方での豊かな生活を捨ててしまうのか…!?

『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』
映画『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』

原題:Peter Rabbit 2: The Runaway
監督:ウィル・グラック(『ピーターラビット』『ANNIE/アニー』) 
声の出演:ジェームズ・コーデン(『オーシャンズ8』CBSトーク番組「レイト×2ショー with ジェームズ・コーデン」司会)/マーゴット・ロビー(『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』)/エリザベス・デビッキ(『TENET テネット』)
出演:ドーナル・グリーソン(『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』『アバウト・タイム ~愛おしい時間について~』)/ローズ・バーン(『ANNIE/アニー』)  
日本語吹替版:千葉雄大(ピーター)/哀川翔(バーナバス)/浅沼晋太郎(マグレガー)/安元洋貴(ナイジェル)/鈴木達央(まちねずみジョニー)/森久保祥太郎(こねこのトム)/木村昴(大道芸リス)/千葉繁(JWルースター2世)

6月25日(金)全国ロードショー

梅雨で心まで曇ってきたら、映画館で気分をリフレッシュするのも手だろう。その際はぜひこちらの情報を参考にしてほしい。