「SPY×FAMILY」史上初の映画化であり、完全新作オリジナルエピソード、『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』。この度、本作の声優として、中村倫也、賀来賢人が参加することが発表された。
ともに原作・アニメのファンだという中村、賀来の2人が演じるのは、東西平和の転覆を目論む軍情報部の特別偵察連隊の一員で、大きな秘密が隠されたチョコレートを食べてしまったアーニャの前に立ちはだかる敵役コンビ。
小心者で何かと占いに頼りがちなドミトリを演じた中村は「お話を頂いたときはとても嬉しかったです。しかし骨格が自分とは全く違うキャラクターだったので「なぜ私に‥‥?」とも思いました。役どころが賢人とコンビで、ちょっとコミカルなところもある悪役2人組と聞いて楽しみになりました」と、恰幅のいい体型でツッコミ担当のルカを演じた賀来は「まさか自分にオファーが来るなんて、という思いと同時に、錚々たるキャストの方と共演できる非常に光栄な機会だなと嬉しく感じました」とオファーを受けた時の気持ちを語った。
実際に2人で掛け合いをしながら行われたアフレコはユーモアにあふれ、スタッフ陣も大絶賛。同席した原作者・遠藤達哉も「(中村さんと賀来さんは)仲の良いお2人だそうで、収録中のやりとりもコントみたいでとても楽しかったです。アドリブでの2人の掛け合いも息ぴったりで面白かったし、演技の勢いで台本と違うセリフを言ってしまったシーンも笑えたのでそのままOKになったり。ぼんやりだったルカとドミトリというキャラクターの肉付けをして頂けたなと感じます。お2人とも以前から「SPY×FAMILY」を読んでくださっていたそうで、とても嬉しかったです」とコメントを寄せた。
【コメント】
▼中村倫也
原作もアニメもファンだったので、お話を頂いたときはとても嬉しかったです。しかし骨格が自分とは全く違うキャラクターだったので「なぜ私に‥‥?」とも思いました。役どころが賢人とコンビで、ちょっとコミカルなところもある悪役二人組と聞いて楽しみになりました。
アニメのアフレコは、普段自分たちが演じる時とは全くと言っていいくらい違う表現の筋肉を使います。「こういう時はどうしたら良いのか」という方法も分からなかったですし、アイディアが浮かんでやってみたとしても、それがちゃんと出来ているのかも分からない状況だったので、最後までずっと手探り状態でした。俳優という仕事を20年近く続けてきて、右も左もわからないという状況はなかなかない事なので、その奮闘がとても楽しく、貴重な経験になりました。アフレコ中はスタッフさんたちに沢山ほめていただきました(笑)。
公開時期が12月末ということで、日本ではちょうどクリスマス時期ですね。お子さんや「SPY×FAMILY」を好きな方たちが観に来るのにピッタリの作品だと思います。この年末は、この作品が日本中を染め上げてくれると思います。お楽しみに。
▼賀来賢人
原作を読んで「こんなに面白い漫画があるんだ!」と思って、読んだ瞬間に色々な友達に薦めるくらい好きな作品だったので、まさか自分にオファーが来るなんて‥‥という思いと同時に、錚々たるキャストの方と共演できる非常に光栄な機会だなと嬉しく感じました。
アフレコをしている時、沢山の方に褒めては頂いたのですが、それを鵜呑みにしていいのかどうかわからないくらい最後まで不安でいっぱいでした。勉強させていただいたと共に、ベストは尽くさせていただいたつもりです。
台本を読んだ時、世代も年齢も性別も問わない、完璧な台本だと思いました。「SPY×FAMILY」をずっと好きな人が観て楽しんでもらえるのは勿論ですが、初めて観るという方にも楽しんでもらえる内容になっていると思います。映画版ならではのスケール感で、まさに「SPY×FAMILY」全部乗せのような感じなので最高の劇場版が出来ると思います。
『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』は2023年12月22日(金)より全国公開。
世界各国が水面下で熾烈な情報戦を繰り広げていた時代。西国(ウェスタリス)の情報局対東課〈WISE(ワイズ)〉の敏腕諜報員の黄昏ことロイド・フォージャーがいつものように任務に当たっていたところ、進行中のオペレーション梟(ストリクス)の担当を変更する、という指令が。しかし新たな担当に選ばれたのは、無能な男だった‥‥。その頃イーデン校では、優勝者に〈星(ステラ)〉が授与されると噂の調理実習が実施されることに。ロイドは審査員長を務める校長の好物である“フリジス地方”の伝統菓子≪メレメレ≫を作ることをアーニャに提案。本場の味を確かめるため、フォージャー家は家族旅行でフリジスへ向かう。その一方でヨルは、出発前にロイドと謎の女のやりとりの一部始終を目撃してしまい、仮初めの関係に一抹の不安を覚えながらの家族旅行となってしまう。そんな家族旅行の途中、列車内でアーニャは怪しげなトランクケースを発見。その中にはなぜかチョコレートが‥‥。不思議に思っていると、トランクケースの持ち主が戻って来てしまい、驚いた拍子にアーニャは誤ってそのチョコレートを飲み込んでしまう。ところが、そのチョコレートには世界平和を揺るがす重大な秘密が隠されていた!?
監督:片桐崇
原作:遠藤達哉「SPY×FAMILY」(集英社「少年ジャンプ+」連載)
監修・キャラクターデザイン原案:遠藤達哉
声の出演:江口拓也、種﨑敦美、早見沙織、松田健一郎
配給:東宝
©2023「劇場版 SPY×FAMILY」製作委員会 ©遠藤達哉/集英社
2023年12月22日(金)全国公開
公式サイト spy-family