第78回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞したドイツ映画『落下音』。このたび本作の日本公開日が発表され、あわせて特報映像とポスタービジュアルが公開された。
本作は、4つの異なる時代を生きる4人の少女たちが、同じ土地で体験する不可解な出来事を描いた、百年にわたる映像叙事詩。監督を務めたのは、長編2作目にして第78回カンヌ国際映画祭コンペティション部門入りを果たした、ドイツ出身の新鋭マーシャ・シリンスキ。公式上映後には、テレンス・マリック、ジェーン・カンピオン、ミヒャエル・ハネケ、デヴィッド・リンチといった鬼才の名が引き合いに出されながらも、いずれにも回収されない独自の映画世界が高く評価された。「今年のカンヌで最も記憶に残る作品」「映画言語を更新する新たな才能」「次世代を担う重要な監督の登場」といった称賛が相次ぎ、審査員賞を堂々受賞、さらにはアカデミー賞のドイツ代表にも選出されるなど、勢いを増している。

1910年代、アルマは同じ村で、自分と同じ名を持つ幼くして死んだ少女の気配に気づく。1940年代、エリカは片足を失った叔父への抑えきれない欲望に気づき、自らの得体のしれない影に戸惑う。1980年代、アンゲリカは常に肌にまとわりつく“何か”の視線に怯えていた。そして現代、レンカは自分の存在が消えてしまいそうな孤独感に徐々に侵食されていく。百年の時を経て響き合う彼女たちの“不安”が、この北ドイツの農場を静かに覆いつくしていく――世界がまだ名前を与えていない“不安“の正体とは‥‥。
このたび公開された特報映像は、心に静かなざわめきを残す“不安”そのものを切り取ったような映像。周囲の時間が停止したかのような空間で、すべてを見透かすように視線を据える喪服の少女。そこにフラッシュバックのように交錯する4つの時代と4人の少女たちの重なり合う記憶、ノイズのように響くサウンドデザインが、不穏な気配をいっそう際立たせている。
映画『落下音』は、2026年4月3日(金)より全国ロードショー。

1910年代、アルマは同じ村で、自分と同じ名を持つ幼くして死んだ少女の気配に気づく。1940年代、戦争の傷跡が残る中、エリカは片足を失った叔父への抑えきれない欲望に気づき、自らの得体のしれない影に戸惑う。1980年代、アンゲリカは常に肌にまとわりつく“何か”の視線に怯えていた。そして現代、家族と共に移り住んだレンカは、自分の存在が消えてしまいそうな孤独感に徐々に侵食されていく。百年の時を経て響き合う彼女たちの“不安”が、この北ドイツの農場を静かに覆いつくしていく。彼女たちが目撃したものとは、いったい何だったのか。
監督・脚本:マーシャ・シリンスキ
出演:ハンナ・ヘクト、レア・ドリンダ、レーナ・ウルツェンドフスキー、レーニ・ガイゼラー
配給:NOROSHI ギャガ
© Fabian Gamper – Studio Zentral
4月3日(金) 新宿ピカデリーほか全国ロードショー
公式サイト rakkaon_NOROSHI