ザ・スミス解散のニュースが駆け巡った1987年9月。5人の若者が自分を探し彷徨う一夜を、ザ・スミスの名曲で彩る珠玉の青春音楽映画『ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド』が12月3日(金)よりTOHOシネマズ日比谷・渋谷シネクイントほか全国公開される。
長年語り継がれた「ザ・スミスファンのラジオ局ジャック事件」に着想を得た本作。1980年代、痛烈な音楽と独特の音楽性で、イギリスのミュージックシーンを席巻した伝説のバンド ザ・スミスの名曲の数々と、貴重なインタビュー映像を彩りに、80年代が蘇る。
タイトルの「ショップリフターズ」、代表曲の「ゼア・イズ・ア・ライト」、「ジス・チャーミング・マン」、「心に茨を持つ少年」ほか、ザ・スミスの楽曲20曲以上が全編に散りばめられ、メンバーとの関係や、解散について語る若き日のモリッシーを見ることができる。また、ザ・スミスの音楽だけでなく、80年代のファッションや空気感も見事に再現されている。
公開された特報映像は、ザ・スミスが解散したその日、「ザ・スミスの曲をかけろ!」とラジオ局が銃を持った一人の若者にジャックされ、それをDJがリアルタイムで放送しているシーンから始まる。パーティーに出かけ、友達と騒いでいても、内心では将来への不安で押しつぶされそうになる若者たちのやるせない姿が切り取られる。そんな中でも“SMITHS FOREVER”と書かれた布を持って集まったファン、そして「彼らの曲が僕らを救済する」とラジオをジャックしたディーンの姿から、いかにザ・スミスが当時の若者たちの代弁者となり、心の拠り所となっていたかが、短い映像の中からヒシヒシと伝わってくる。あわせてポスタービジュアルも公開された。
当時の若者たちに絶大な人気を誇っていたザ・スミスの突然の解散の日に彼らは何を想い夜を過ごしたのか。ザ・スミスの名曲に彩られた青春群像劇、映画『ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド』は、12月3日(金)よりTOHOシネマズ日比谷・渋谷シネクイントほか全国公開。
コロラド州、デンバー。スーパーで働くクレオは、大好きなザ・スミス解散のニュースが流れても普段と変わらない日常に傷つき、レコードショップの店員ディーンに「この町の連中に一大事だと分からせたい」と訴える。ディーンはクレオをデートに誘うが、友達が軍隊に入るので仲間と集まるからとクレオは出かけていく。1人になったディーンは、地元のヘビメタ専門のラジオ局に行ってザ・スミスの曲をかけろとDJに銃を突きつけた。同じ頃、クレオ、ビリー、シーラ、パトリックの仲良し4人組は、パーティーでバカ騒ぎをしながらも、自分自身や将来について思い悩んでいた。
監督・脚本:スティーヴン・キジャック
出演:ヘレナ・ハワード、エラー・コルトレーン、エレナ・カンプーリス、ニック・クラウス、ジェームズ・ブルーア、ジョー・マンガニエロ
配給:パルコ
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2021年12月3日(金) TOHOシネマズ日比谷・渋谷シネクイントほか全国公開
公式サイト sotw-movie.com