福島県浪江町・請戸地区を舞台に、未来へと受け継がれる祈りと記憶を描くドキュメンタリー、映画『そこにあるべきものたち』が公開される。

福島第一原子力発電所から北へ約7kmに位置し、東日本大震災と原発事故によって災害危険区域に指定され、誰も住めない土地となった福島県浪江町請戸地区。本作は、その地に再建された苕野神社と、そこに込められた人々の思いを記録したドキュメンタリー。




監督を務めるのは、震災前から13年間、福島を撮影し続けた板橋基之。ナレーションは、福島県いわき市出身で映画・ドラマでも注目を集める女優・富田望生が担当する。




▼板橋基之監督 コメント(抜粋)
人間の生きる力。前を向いて進む生きる力。それを表現したい。人が住めなくなって、その土地にいないのに、土地の証明となる神社を再建させる。復興は、行政が主軸となって進めていくものですが、この苕野神社の再建、というのは、行政が行ったことではなく、民間が動いた一歩です。請戸、この土地にとっての第一歩を、生きていく力が美しいと感じながら撮影をしました。この映画では、震災前の町の映像も登場します。在りし日の請戸が記録されています。映画『そこにあるべきものたち』の上映と一緒に、同窓会をしたり、浪江町の方々にお声がけしてみてはいかがでしょうか?そして、観終わった後に懐かしい話をして笑顔が生まれたら嬉しいです。この先、映画が残り、沢山の方に観ていただければ嬉しく思います。
映画『そこにあるべきものたち』は、2025年8月1日(金)よりロードショー。

東日本大震災と原発事故によって無人となった福島県浪江町請戸地区。その地に再建された苕野神社と、そこに込められた人々の思いを記録したドキュメンタリー。
監督:板橋基之
語り:富田望生
製作・配給:BasicCinema CO.,Ltd.
©2024 Basic Cinema Co., Ltd.
2025年8月1日(金) 池袋シネマ・ロサにて公開
2025年9月6日(土) 大阪シアターセブンにて公開
公式サイト sokoniarubeki