生活保護の実話をもとにした社会派映画『スノードロップ』の予告映像、本ビジュアルが公開された。
本作は、生活保護制度を受給する事に対してある選択をした、実在の一家をモデルとした物語。
監督は、『お姉ちゃん、弟といく』でゆうばり国際ファンタスティック映画祭審査員特別賞を受賞、『ユリ子のアロマ』でドイツ・ニッポンコネクションデジタルアワード審査員特別賞を受賞するなど注目を集め、柚月麻子原作の『終点のあの子』の公開も控える吉田浩太。吉田監督は、自身の生活保護受給経験から顧みてこの一家の在り方に疑問を抱き、映画化を熱望したという。
キャストについては、忖度なく純粋な演技力のみで選別されるオーディションが開催され、主演には西原亜希、共演にはイトウハルヒが選出された。
映画『スノードロップ』は、2025年10月10日(金)より劇場公開。
母・キヨと同居している葉波直子の元、長年蒸発していた父・栄治が帰宅してくる。突然の父の帰宅に困惑する娘の直子だったが、母の迎えいれたい要望を聞き、同居するようになる。10年ほど経ったある日。キヨが認知症を患う中、栄治の持病の悪化により仕事が出来なくなり、一家は生活保護の申請を考え始める。娘の直子が生活保護を申請するため市役所に出向き、ケースワーカー・宗村とのやり取りを重ねて申請作業を進めていく。母が重度の認知症であり父も病気の悪化により仕事が出来ない状態で預貯金もほとんどない状態の一家は生活保護を受けるには十分な資格があった。宗村の親切な対応により生活保護申請はスムーズに進められていき、葉波家の訪問審査を受けて生活保護の受託はほぼ決まった。訪問審査を無事終えた夜。栄治は直子にある一言を告げた‥‥。
監督・脚本：吉田浩太
出演：西原亜希、イトウハルヒ、小野塚老、みやなおこ、芦原健介、丸山奈緒、橋野純平、芹澤興人、はな
配給：シャイカー
©クラッパー
2025年10月10日(金) 新宿武蔵野館にて劇場公開
