Apr 29, 2022 news

映画『死刑にいたる病』学生・岡田健史が翻弄される 連続殺人鬼・阿部サダヲに迫る特別映像公開

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いま日本映画界で最も注目される白石和彌監督が、人気作家・櫛木理宇の最高傑作を映画化。それが阿部サダヲ×岡田健史のW主演による映画『死刑にいたる病』だ。
この度、阿部サダヲ演じる連続殺人鬼・榛村と岡田健史演じる雅也の人物像に迫る2種類の特別映像が公開された。

それぞれの映像には、人物プロファイルのように、彼らの特徴を語るナレーションにあわせて、彼らの日常の行動が映し出されている。
街の人々が絶えず足を運ぶパン屋を営む榛村がみせる、爽やかな笑顔から犯行に及ぶまでの表と裏の顔。


一方、理想とは程遠いランクの大学に通う雅也の鬱屈した日々を送る日常が切り取られている。
そして、榛村の一通の手紙をきっかけにそれぞれの人生が交わっていく。
「本当の犯人はまだあの街にいるかもしれない」と冤罪を主張する榛村と、事件の真相に近づくほど徐々に別人のような変化をみせる雅也。本編のように、我々も観るものを引き込む映像に仕上がっている

24人もの若者を殺した連続殺人鬼・榛村から届いた冤罪証明の依頼をきっかけに、大学生・雅也が事件を独自に調べ始めるが、次第に榛村と事件に翻弄されていく姿を描いた本作。

したがって岡田健史演じる雅也も、前半と後半では全く異なる表情をみせる。
阿部は「岡田さんの演技で引き出されたところがあって、最初に思っていたものと違うアプローチをした部分がありました。まっすぐな雅也を壊したいと思いましたが、全然ブレなかったです」と、共演シーンとなる面会室では岡田との掛け合いで化学反応が起こったと明かす。

クライマックスは、同じ面会室でも初めて雅也が榛村を訪ねる場面から演出も大きく異なり、緊迫感のある2人の演技によってより一層見応えのあるシーンとなっている。

また、『凶悪』で注目を集め、『孤狼の血』でも数々の映画賞を獲得した白石監督も岡田の前のめりの姿勢に驚きをみせた。
「お芝居ひとつひとつを考えて演技しているので、こちらも確認しながら進めていき、積み重ねていった印象があります。“全体の映画の中でここを起点にしたい”、“ここを先々考えてやっていきたい”と計算高く考えて、逐一相談してくれた」と撮影時を振り返った。

さらに岡田の演技については「すごくナチュラルで素直な芝居をしてくれて、静かなトーンでいきたいというのが感じられました。阿部さんとのクライマックスでは自分のキャラクターがどういう見え方になるのかをよく見ていて、強い芝居をしてくると思っていたので意外でしたが、いざ作品が出来上がってみると彼のアプローチが正解でした」と、阿部が明かしていたように岡田の演技を受けて生まれた演出もあったようだ。

俳優の演技、監督の演出に観客が引き込まれる驚愕のサイコサスペンス映画。
あなたは、真実にたどり着けるか?
映画『死刑にいたる病』は5月6日(金)に公開される。

作品情報
映画『死刑にいたる病』

理想とは程遠いランクの大学に通い、鬱屈した日々を送る雅也(岡田健史)の元にある日届いた1通の手紙。それは世間を震撼させた稀代の連続殺人事件の犯人・榛村からのものだった。24件の殺人容疑で逮捕され、そのうちの9件の事件で立件・起訴、死刑判決を受けた榛村は、犯行を行っていた当時、雅也の地元でパン屋を営んでおり、中学生だった雅也もよくそこに通っていた。「罪は認めるが、最後の事件は冤罪だ。犯人は他にいることを証明してほしい」。榛村の願いを聞き入れ、雅也は事件を独自に調べ始める。そこには想像を超える残酷な事件の真相があった。

監督:監督:白石和彌

原作:櫛木理宇「死刑にいたる病」(ハヤカワ文庫刊)

出演:阿部サダヲ、岡田健史、岩田剛典、宮﨑優、鈴木卓爾、佐藤玲、赤ペン瀧川、大下ヒロト、吉澤健、音尾琢真、中山美穂

配給:クロックワークス

©2022 映画「死刑にいたる病」製作委員会

2022年5月6日(金) 全国公開

公式サイト siy-movie.com