かわぐちかいじの大ヒットコミックを映画化する、映画『沈黙の艦隊』の新予告映像が公開された。
原作は、1988年から「モーニング」(講談社)で連載され、紙、電子合わせて累計発行部数が3200万部を超える大ヒットコミック「沈黙の艦隊」。「核抑止力をもって世界平和をいかに達成するか」という真摯な問題提起をはじめ、連載当時、タブーに鋭く切り込んだテーマ性により各方面で論争を呼んだこの作品が約30年の年月を経て映画化される。
広大な海を潜航する、日本初の原子力潜水艦、シーバット。それを追うのは、アメリカ第7艦隊の原子力空母、ロナルド・レーガン。戦闘機からの猛烈な爆撃をもろともせず、シーバットはモーツァルト交響曲第41番「ジュピター」を響かせながら深い海へと潜っていく。
世界最新鋭の高性能原潜に核ミサイルを搭載し「理想を実現するためには力がいる」と、衝撃の逃亡劇を巻き起こす海江田四郎(大沢たかお)。対して、「あなたが間違っていると思ったら、沈めてでも止めてやる」と強い覚悟を見せる、海自のディーゼル潜水艦、たつなみ艦長、深町洋(玉木宏)。果たして海江田の言う理想とは。銃を突きつけられてなお不敵な笑みを浮かべる海江田の真意とは‥‥。
本作では、日本映画で初めて海上自衛隊・潜水艦部隊の協力を得て撮影した実物の潜水艦と、日本屈指のVFX技術を融合により、臨場感溢れる映像も大きな見どころとなっている。
世界最新鋭の原子力潜水艦という圧倒的な力を手にした男の行動は、果たして、大義か、反逆か。「核の国際秩序」をテーマに壮大な海中戦闘アクションと重厚な政治サスペンスを圧倒的なスケールで描く緊迫のアクション・ポリティカル・エンターテインメントに期待したい。
映画『沈黙の艦隊』は2023年9月29日(金)より全国公開。
日本の近海で、海上自衛隊の潜水艦がアメリカの原潜に衝突して、沈没した。艦長の海江田四郎を含む全乗員76名が死亡したとの報道に、日本中に衝撃が走る。だが実は、乗員は無事生存していた。彼らは、日米が極秘に作った高性能原子力潜水艦の乗員に選ばれており、事故は彼らを日本初の原潜シーバットに乗務させるための偽装工作だったのだ。シーバットは、日本が建造費を提供したにも関わらず、米艦隊所属という、数奇な運命を背負った落とし子。その艦長に任命されたのが、海自一の操艦を誇る海江田であった。ところが、海江田はシーバットに核ミサイルを積載し、潜航中にアメリカの指揮下を離れて、深海へと消える。海江田を核テロリストと認定し、太平洋艦隊を集結させてシーバット撃沈を図るアメリカ。アメリカより先にシーバットを捕獲しようと追いかける、海自のディーゼル艦たつなみ。その艦長、深町洋は、過去に起こった海難事故により、海江田に並々ならぬ感情を抱いていた。大義か、反逆か。日米政府、海自の潜水艦乗組員たち、米軍までをも運命の大波に呑みこむ、海江田四郎の目的とは?
監督: 吉野耕平
原作: かわぐちかいじ「沈黙の艦隊」(講談社「モーニング」)
出演: 大沢たかお、玉木宏、上戸彩、ユースケ・サンタマリア、中村倫也、中村蒼、松岡広大、前原滉、水川あさみ、岡本多緒、手塚とおる、酒向芳、笹野高史、、アレクス・ポーノヴィッチ、リック・アムスバリー、橋爪功、夏川結衣、江口洋介
配給: 東宝
©かわぐちかいじ/講談社
©2023 Amazon Content Services LLC OR ITS AFFILIATES. All Rights Reserved.
2023年9月29日(金) 全国公開
公式サイト silent-service.jp