Jul 13, 2025 news

櫻井海音、齊藤なぎさ、原菜乃華、茅島みずき登壇 それぞれの【推しの子】を振り返り、ロケ地閉館を惜しむ 「さよなら 丸の内TOEI」プロジェクト

A A
SHARE

1960年9月20日に開業した映画館「丸の内TOEI」が、まもなく、2025年7月27日(日)に閉館する。65年という長い歴史のグランドフィナーレを彩る「さよなら 丸の内TOEI」プロジェクトにおいて、7月12日(土)『【推しの子】-The Final Act-』上映後に櫻井海音、齊藤なぎさ、原菜乃華、茅島みずきが登壇した。

丸の内TOEIの舞台に登場した、主演の櫻井海音、そして齊藤なぎさ、原菜乃華、茅島みずきは、2階席までいっぱいになった会場を見渡し、それぞれ笑顔で手を振った。

アクア役を演じた主演の櫻井海音は「何度も見た方もそうでない方もいらっしゃると思いますが、またこうしてこの舞台に立てていることすごく幸せに思っています。65年という歴史を持つ劇場に敬意と感謝をしつつ、今日楽しんでいけたらと思っています」と挨拶。

続いてルビー役を演じた齊藤なぎさは「こうして、歴史ある瞬間に立ち会えて本当に嬉しいですし、それが本当にともに頑張ってきた【推しの子】のみんなと一緒にステージに立つことで実現して嬉しいです。短い時間となりますがよろしくお願いします」、有馬かな役を演じた原菜乃華は「本日はありがとうございます。2階の皆さんも、ありがとうございます」「なんか、不思議です。公開から半年以上経ってもこうしてたくさんの方がこの映画を愛してくださって、とってもとっても嬉しいですし、実際に撮影で使わせていただいた思い出深いこの劇場と“さよなら”っていうのは哀しいですけど、最後のときをキャストのみんなと過ごせてとってもハッピーだなと思っています」、黒川あかね役を演じた茅島みずきは「この場所は撮影と舞台挨拶で二度も来させていただいた思い出が詰まった場所で、ここでまた皆さんとお会いできてすごく嬉しいです。本日はどうぞよろしくお願いします!」とそれぞれ挨拶。

人気原作の実写化を担った櫻井は「舞台挨拶とかでは何回も話していますが、大きな規模感とともに大きなプレッシャーの中で自分がアクアという役を演じるということもそうですし、自分にとっては映画初主演の作品だったのでそこに対する緊張感ももちろんありました」「“主演”だというのをマネージャーから告げられたのは、クランクインする2日前くらい」「現場での立ち居振る舞いもどう構築していくか試行錯誤してやった」と当時を振り返る。

ルビーを演じた齊藤は「すごい大変でしたけど、みんなに助けられました。現場でもみんなが明るく接してくれたので私自身もすごく明るく元気になってたし、しかもシリアスな“闇”のシーンとかでは話しかけずにそっとしておいてくれて、キャストの皆さんに支えられてのルビーでしたね」と語る。自身が所属していたアイドルグループ「=LOVE」を卒業してからのアイドル役という点については、「すごく楽しかったです!映画を観てくださったファンの方やお友達から『またステージに立っているのが見られてすごい嬉しかったよ』と喜んでいただく声も多かったので、私自身も楽しかったですし、周りの方も喜んでくださって幸せでした!」と笑顔を見せた。

原は女優とアイドルという二面性を持ち合わせる有馬かなを演じたが、「すごく楽しかったですね。撮影と並行しながらレコーディングとかダンスの振り入れとかするのは初めてのことだったので、たしかに大変だなと思ってやってはいたんですけど、あんなに濃密で宝物みたいな時間はもうなかなかないだろうなって思うくらい素敵な時間を過ごさせてもらいました。時間が経って、振り返ってみて改めて強く思いますね」と感慨深く語る。宣伝ではB小町として歌番組にも出演。あの日の記憶はない、という原が「スリー、ツー、ワンのカウントが聞こえてから次の記憶が、舞台裏の一角で『緊張したね』『大丈夫だったかな』って3人で寄り集まって興奮とか高揚感を分かち合う時間だった」と明かすと、齊藤は「(原は)一番緊張してました」と補足。櫻井と茅島は「すごい堂々としてた」と受け、櫻井は「家でお酒を飲みながらヲタ芸してました」と笑わせた。

黒川あかねを演じた茅島は「黒川あかねはすごく可愛らしくて内気で、どうやって作り上げていったらいいかと不安に思っていましたが、現場に入るとみんな役にぴったりとハマっている方ばかりで、みんなと一緒にいれば大丈夫と刺激をもらいながら引っ張っていってもらったなと感じています」と役について振り返った。

劇中劇「15年の嘘」の舞台挨拶シーンは登壇している丸の内TOEIの舞台で行われたといい、齊藤は「今こうして並んでいるとタイムスリップしたような気持になります」と懐かしさを表現。櫻井は「(丸の内TOEIの)その長い歴史の中の一つになれたというのは光栄なことだと思います」と話した。

「さよなら 丸の内TOEI」は、2025年5月9日(金)から7月27日(日)まで開催中。

作品情報
「さよなら 丸の内TOEI」

往年の名作から最新作まで80タイトル以上を特集上映。そのほか、各種関連イベントが予定されている。

上映劇場:丸の内TOEI

提供:東映株式会社

2025年5月9日(金)から7月27日(日)まで開催中

公式サイト marunouchi-toei-sayonara0727