Sep 19, 2025 news

「映画」で世界を変えようとした男がいたーー ドキュメンタリー映画『佐藤忠男、映画の旅』

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ドキュメンタリー映画『佐藤忠男、映画の旅』の予告映像が公開された。

本作は、日本を代表する映画評論家、佐藤忠男の映画人生を探るドキュメンタリー。独学で映画評論の道を拓き、60年にわたる評論家人生で日本映画史を体系化した功績、そして後年、ライフワークとしてアジア映画を発掘し、日本に先駆的に紹介した功績から、映画評論家として初めて文化功労者に選出された第一人者として知られる佐藤。惜しくも、2022年3月に91歳で逝去したが、庶民の目線から多岐に映画を論じ、150冊を超す著作を有する映画評論の巨人をアジアへと突き動かすものは果たして何だったのかを見つめる。

佐藤が学長を務めた日本映画学校(現日本映画大学)で教え子であった寺崎みずほが、カメラを手に2019年より密着。佐藤忠男の戦争体験、映画との出会い、最愛の妻・久子との出会い。そして1万本を優に超す映画を鑑賞した彼が「小津安二郎監督の『東京物語』と比肩するくらい、世界で一番好きな映画」と言い残したインド映画『魔法使いのおじいさん』への想いなど、生前のインタビューや世界の映画関係者の証言から、観客と共に佐藤の“たからもの”を探す旅に出る。

映画『佐藤忠男、映画の旅』は、2025年11月1日(土)より全国順次公開。

作品情報
映画『佐藤忠男、映画の旅』

日本を代表する映画評論家、佐藤忠男。独学で映画評論の道を拓き、60年にわたる評論家人生で日本映画史を体系化した功績、そして後年、ライフワークとしてアジア映画を発掘し、日本に先駆的に紹介した功績から、映画評論家として初めて文化功労者に選出された第一人者として知られる。また、アジアとの映画交流や後進の育成にも尽力し、韓国、フランス、モンゴル、ベトナムなどからも勲章を授与した唯一無二の存在である。庶民の目線から多岐に論じ、150冊を超す著作を有する映画評論の巨人をアジアへと突き動かすものは果たして何だったのか? 2022年3月に91歳で逝去した佐藤忠男の映画人生を探るドキュメンタリー。

監督:寺崎みずほ

出演:佐藤忠男、秦早穗子、イム・グォンテク、シャージ・N・カルン ほか

制作・配給:グループ現代
 
©GROUP GENDAI FILMS CO., LTD.

2025年11月1日(土) 新宿K’s cinemaにてロードショー全国順次公開

公式サイト satotadao-journey