日本中の誰もが知るあの“さかなクン”の半生を、主演・のん×監督・沖田修一がユーモアたっぷりに描く、沖田作品の集大成とも言える映画『さかなのこ』。主演をつとめるのは、のん。子供のように天真爛漫で好きなことに一直線、周囲の人間をいつのまにか幸せにする不思議な魅力にあふれた主人公“ミー坊”を、性別の垣根を越え生命力いっぱいに演じ、先日原作者のさかなクンも“ギョギョおじさん”としての出演が発表され話題となっている本作。
この度、さかなクンがおさかなのイラストや、映画化への感謝の想いを記した特製横断幕を持参し、撮影現場をサプライズ激励に訪れたメイキング映像が公開された。
自身初の自叙伝を原作に、自分の半生が映画化されるとあって、“ギョギョおじさん”としての出演のほか、魚類の監修、題字の執筆、さらに劇伴ではバスクラリネットの演奏まで参加するなど全面協力でこの作品に臨んださかなクン。クランクイン初日には、普段のフィールドとは違う映画の撮影現場の雰囲気にさすがに緊張したのか、第一声目のセリフ「ギョギョ!?」をトチって早速NGを出してしまうという実にお茶目な伝説も残したそう。
メイキング映像は、快晴の漁港で行われている撮影の現場を激励に訪れた日のもの。自身がモデルとなった主人公・ミー坊を演じる学ラン姿ののんや、メガホンを取り現場をリードする沖田監督たちとハイテンションで言葉を交わすと、懐から取り出したのはこの日のために自作した特製の横断幕。満面の笑みを見せるハコフグのイラストを中心に、めでタイ!と鯛がはね、「心より ありがとうギョざいます」と感謝の想いをしたためた素敵な逸品に現場は大盛り上がり。
本作に出演している、さかなクンの実際の同級生・ドランクドラゴンの鈴木拓から「もうちょっと綺麗に畳めなかったの??」と鋭いツッコミをくらったさかなクンが「アイロンかければよかった~!」と笑ったりと、和やかな現場がよりいっそう笑顔であふれる様子が収められている貴重な映像。
「とっても尊敬いたします沖田監督さまと素晴らしいチームの皆さまが、こんなにかわいくてステキなミー坊とお魚とファミリーや仲間の皆さまとの素晴らしい世界の映画を誕生させてくださり、夢のようです。さかなクンも参加させていただき、光栄でギョざいます」と語るさかなクン。
映画になる喜びとおさかなへの愛情がたっぷり詰め込まれた映画『さかなのこ』は、9月1日(木)よりTOHOシネマズ 日比谷 ほかにて全国公開。
お魚が大好きな小学生“ミー坊”は、寝ても覚めてもお魚のことばかり。お魚を、毎日見つめて、毎日描いて、毎日食べて。他の子供と少し違うことを心配する父親とは対照的に、母親はミー坊を信じて応援し、背中を押し続けるのだった。高校生になり相変わらずお魚に夢中のミー坊は、町の不良ともなぜか仲良し、まるで何かの主人公のようにいつの間にか中心にいる。やがて1人暮らしを始めたミー坊は、思いがけない出会いや再会の中で、たくさんの人に愛されながら、ミー坊だけが進むことのできるただ一つの道にまっすぐに飛び込んで行く。
監督・脚本:沖田修一
原作:さかなクン「さかなクンの一魚一会 ~まいにち夢中な人生!~」(講談社刊)
主演:のん、柳楽優弥、夏帆、磯村勇斗、岡山天音、西村瑞季、宇野祥平、前原滉、鈴木拓、島崎遥香、賀屋壮也(かが屋)、朝倉あき、長谷川忍(シソンヌ)、豊原功補、さかなクン、三宅弘城、井川遥
制作・配給:東京テアトル
©︎ 2022「さかなのこ」製作委員会
2022年9月1日(木) TOHOシネマズ 日比谷 ほかにて全国公開
公式サイト sakananoko.jp/