映画『行きがけの空』の公開が決定し、予告映像、ポスタービジュアルが公開された。

東京で活動する俳優・望月建斗(三浦貴大)のもとに、小樽に暮らす星野美歩(服部樹咲)という覚えのない差出人から1通の手紙が届く。美歩は、ダンサーを夢みながら高校生活を過ごしていたが、母を亡くし、アルバイトに追われる日々を過ごしていた。母の遺品から1台の古い携帯電話を見つけた美歩は、そのなかに、大切に残されていた若き日の母・深雪と建斗の写真を見つける。母が決して語ることのなかった“青春”の記録に導かれるように、美歩は彼に手紙を送ったのだった。建斗は小樽を訪れ、美歩と語り合う。過去の断片をつなぎ合わせながら、ふたりは互いの喪失と向き合っていく。


メガホンをとったのは、NHK連続テレビ小説「あさが来た」などを手掛けた西谷真一監督。三浦貴大、服部樹咲のほか、菜葉菜、片山友希、草野康太、藤丸千、大高洋子らが出演する。



【コメント】
▼三浦貴大
作品に入る前までキャラクター造形に悩み続けました。しかし、実際に小樽での撮影が始まるとロケ地や、共演者に助けられ自然と映画の中に入っていくことができました。撮影は数年前になりますが、思い出に残る作品です。劇場で公開され、皆様に見ていただけるのが非常に楽しみです。
▼服部樹咲
3年前、中学3年生の頃に撮影した映画が公開されることになり、少し恥ずかしい気持ちもありますがそれ以上に嬉しく思います。この撮影を通して自分は踊っている瞬間が好きなんだと改めて感じました。さまざまな葛藤を抱えながらも、踊っている時だけはすべてを忘れてのびのびと自由でいられる。踊りに助けられながら生きている美歩の姿に自分自身と重なる部分がたくさんありました。是非劇場で見届けていただけたら嬉しいです。
▼菜葉菜
短い期間での撮影でしたが、小樽という素敵な街で、皆さんと作りあげた優しくて温かい物語。その日々は今でも楽しい思い出です。三浦貴大さんとのお芝居は何だかとても心地よく、夫婦役としてその空気感の中、自然体で居させて頂けたことは役者としてとても幸せな時間でした。どうか、この物語が沢山の方に届きますように。
▼西谷真一(監督)
夜空に今輝く星は、すでに寿命が尽きているかもしれない。けれど、その光は時を越えて届き、私たちと今を生きている。空は人の喜びも悲しみも知っている。誰かと出会い、別れ、生きた証が空に刻まれる──そんな時間を小樽という街が包み込んでくれた。俳優たちは脚本の上で、それぞれの生を見事に舞ってくれた。生と死のはざまで、懸命に前を向こうとするすべての人へ。この映画が、あなたの空と交差する瞬間になりますように。
映画『行きがけの空』は、2025年7月25日(金)より小樽にて先行公開。8月1日(金)より全国順次公開。

小樽で暮らす高校生・星野美歩は、母の遺品整理中に古い携帯電話を発見する。そこには、若き日の母と見知らぬ男性、東京で舞台俳優として活動する望月建斗の姿があった。母の死をきっかけに自らのルーツを知りたいと願った美歩は、思い切って建斗に手紙を送る。数日後、建斗は小樽を訪れ、ふたりは母・深雪の過去について語り合う。だが、語られる記憶は、必ずしも美しいだけのものではなかった。母の元恋人、義父の暴力、知られざる過去。そして、自分の本当の父親は誰なのか。DNA鑑定の結果、美歩と建斗の間に血のつながりはないことが明らかになる。それでも建斗は、美歩の未来を支えたいと手を差し伸べる。孤独と痛みに満ちた日々を抜けて、美歩は初めて“自分の意志で進む道”を選びはじめる。
監督:西谷真一
出演:三浦貴大、服部樹咲、菜葉菜、藤丸千、大高洋子、神村美月、茂手木桜子、片山友希、草野康太
配給:アークエンタテインメント
7 月25 日(金)よりイオンシネマ小樽にて先行、8 月1 日(金)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開
©2024「行きがけの空」フイルムパートナーズ
2025年7月25日(金) イオンシネマ小樽にて先行
2025年8月1日(金) 新宿武蔵野館ほか全国順次公開
公式サイト rsworld