Aug 05, 2025 news

小樽を舞台に、人生の悲哀と明日へのかすかな希望が織りなす帰郷譚 映画『蘭島行』

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ポルト国際映画祭2025にて監督週間部門コンペティションで木村知貴が主演男優賞を受賞した、映画『蘭島行』の日本版予告映像が公開された。

パンクロッカー崩れの独身男・芳夫に、音信不通だった弟・悟史から電話が入る。どうやら、母親が自殺をして昏睡状態のようだという。男は、何年も帰っていない故郷、北海道小樽に向かう。わけありの女・真紀を連れて。母親の喜ぶ顔が見たかった男は、その女に妻のふりをしてくれと頼んでいた。果たして、意識不明の母は目を覚ますのか。会話も少なくぎこちないまま、2人は小樽の蘭島駅に降り立つ。

メガホンをとったのは、本作が『YUMENO ユメノ』『TOCKA タスカー』に続く長編三作目となる鎌田義孝監督。前2作品と同様に本作も北海道で撮影され、小樽市近郊の蘭島がロケ地に選ばれた。

主人公の芳夫役を演じるのは木村知貴。真紀役には輝有子、弟の悟史に足立智充.。母の美智子役を竹江維子が演じる。

映画『蘭島行』は、2025年9月20日(土)より全国順次公開。

作品情報
映画『蘭島行』

東京に住む売れないパンクロッカーの佐々木芳夫は、母が自殺を図ったという連絡を受けた。彼は妻のふりを頼んだ黒沢真紀を連れて、生まれ故郷の北海道蘭島に駆けつける。エリート建築デザイナーの弟・悟史を加えた3人は、母が目を覚ますまで奇妙な時間を過ごす。芳夫は母の日記に、死んだら父の遺骨と一緒に海に散骨してほしいと書いてあるのを目にした。母の願いを悟史にも告げ、芳夫たち3人は母の散骨場所を探しに出かけるが‥‥。

企画・監督:鎌田義孝

出演:木村知貴、輝有子、足立智充、竹江維子

配給:鎌田フィルム

©鎌田フィルム

2025年9月20日(土) ユーロスペースほか全国順次公開

公式サイト ranshima-movie