『イップ・マン』シリーズで誰にも超えられない伝説を打ち立て、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』、『トリプルX:再起動』とハリウッドでも唯一無二の存在感を示し、『ジョン・ウィック』シリーズ最新作にも出演するドニー・イェン。そして『ジェネックス・コップ』などでのアクションや『孫文の義士団』『密告・者』で数々の演技賞にも輝くニコラス・ツェー。アジアのみならず世界中のファンから愛されるドニー・イェンとニコラス・ツェーがW主演を果たし、中国で公開4週連続1位を記録、220億円突破の大ヒットとなった映画『レイジング・ファイア』。
ドニー・イェン演じるチョン警部と、かつては師弟関係にあったが、ある事件がきっかけで復讐の獣と化した元エリート警官ンゴウを演じたニコラス・ツェーが、恩師ベニー・チャン監督の遺作となった本作への熱い思いを語るインタビューや撮影風景をおさめたメイキング映像が先日公開された。
監督は、ジャッキー・チェン主演の『香港国際警察/NEW POLICE STORY』など数多くの大ヒット作を放ち、ポリス・アクションを極め、さらにサスペンスとヒューマン・ドラマを融合する名手としても知られるベニー・チャン。2020年に58歳で惜しまれながら他界し、遺作となる本作で、中国で公開された香港映画歴代1位の興行成績を記録。今年開催された第34回東京国際映画祭「ガラ・セレクション」での日本初上映チケットは争奪戦となり、上映後には会場から大きな拍手が沸き起こるなど、香港警察アクションの新たなる金字塔を打ちたてた。
ニコラスとベニー監督のつながりは深く、初めての出会いはニコラスが19歳の時に出演した『ジェネックス・コップ』。当時監督から厳しく接された経験がそのあとの自分の成長に必要不可欠だったと後に振り返るほどで、その後も『香港国際警察/NEW POLICE STORY』、『インビジブル・ターゲット』、『新少林寺/SHAOLIN』、『プロジェクトBB』とチャン監督作に何度となく出演し、共に新たなキャラクターとアクションの限界に挑戦してきた。
ニコラスは「“これこそ香港アクション”だと堂々といえる映画で久しぶりに演じることが出来た」と力強く話す。アクションについては「今回は技術的な細かいところが難しかった。ラストの10分間で、(ドニー・)イェン兄さんと長い格闘シーンが二つあった。1つ1つのアクションを通じてその役の性格やイメージを表現してる」と説明。最後に「もしこの映画について尋ねられたら、私とベニ―監督は間違いなく心残りはありません。」と語る。
映画『レイジング・ファイア』は、12月24日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。
すべての悪を憎むチョン警部が、何年も追い続けた極悪犯ウォンの薬物取引に、遂に踏み込む日がやって来た。ところが、直前になってチョンのチームは作戦から外され、警察の動きを熟知した何者かが、捜査官たちをウォンの一味もろとも惨殺しブツを奪う。捜査線上に浮かび上がったのは、元エリート警察官で、チョンを師のように慕っていたンゴウと彼の元部下たち。遡ること4年前、チョンとンゴウを永遠に引き裂く事件が起きていた。その時、生まれたンゴウの闇より深い復讐心が、さらに恐るべき計画を企てていた。
監督・脚本・プロデュース:ベニー・チャン
主演・アクション監督・プロデューサー:ドニー・イェン
主演:ニコラス・ツェー、チン・ラン
配給:ギャガ
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2021年12月24日(金) TOHOシネマズ日比谷他にて全国公開
公式サイト gaga.ne.jp/ragingfire/