Aug 04, 2022 news

映画『プレデター:ザ・プレイ』“スポーツ映画のように自己投影してほしい”と監督が明かす、ストーリーの意外な秘話を独占公開

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1987年公開の記念すべき第1作目から、クロスオーバー作品も含め全6作品、世界中でカルト的人気を誇る伝説的シリーズ「プレデター」は、高度な科学技術を駆使した武器を持つ宇宙で最も危険な戦士プレデターと、人類の攻防を描く。そしてシリーズの最新作、映画『プレデター:ザ・プレイ』。

この度、大ヒットドラマ「ザ・ボーイズ」や映画『10 クローバーフィールド・レーン』を世に送り出し、本作の監督を務めているダン・トラクテンバーグが、本作の意外なドラマ性を明らかにした。

本作の舞台は、1700年代のアメリカ。ネイティブ・アメリカン最強の部族コマンチの戦士ナルと、部族の仲間に襲い掛かる、“見えざる敵”の恐怖を描く。【生きるために狩りをする人類】と、【狩りをするために生きるプレデター】との壮絶なバトルを描く本作に関してダン監督は、「このアイディアはいくつかの要素でできているけど、1つはアクション中心でビジュアルを通じて物語を語る作品を作りたいと思った。だけど、ただエキサイティングなだけではなく、感動させたいと思ったんだ。」と語り、なんと感動の要素を入れ込んだことを明らかにした。

更に監督は、「例えばスポーツ映画で、一見負けそうなチームが勝つ映画の要素を入れたいと思ったんだ。普通の映画ではヒーローにならなそうな人物に光を当てたいという発想は、そこから来ている。」と続け、いわゆるアンダードッグもの(勝ち目のないチームや人物が番狂わせを起こす作品)の要素を物語に取り入れたことを語った。

監督の発言にある、スポーツ映画のアンダードッグものには名作が多い。例えば、万年最下位の野球チーム“インディアンズ”の活躍を描いた『メジャーリーグ』(89)。性悪なチームマネージャーの策略により、決して勝ち上がらないように集められた、一癖も二癖もある選手たちが、チームマネージャーの企みを知り一致団結。チームとしてのまとまりがなく、会えばすぐケンカを始めるような奴らが、次第に仲間を思いやり、リーグ優勝という同じ目標を目指しながら邁進してゆく様は、野球ファンでなくとも胸が熱くなる。物語の終盤、それぞれの選手たちが個性を活かしながら見せ場を作っていくシーンは、何度見ても興奮してしまう。

そしてそんな興奮と感動が、本作にもある。主人公のナルはハンターとしては駆け出しで、兄のタエベと比べると狩りの技術も経験も浅い。しかし、見えざる何者かの存在に最初に気づき、仲間に危機を知らせ、そして最終的に戦いを挑むのは彼女だ。圧倒的な戦闘能力の差を、地の利を生かし、知恵を振り絞って向かい来る“恐怖”に立ち向かう。その姿には、胸を突き動かされる強い何かがある。

監督は、「私が何より楽しみにしていることは、視聴者が夢中になって物語に入り込み、スポーツ映画のように、登場人物たちに自己投影してくれること。それがこの映画の原動力だと思っている。この映画が、強烈でサスペンスに満ち溢れていると同時に、人々の意欲を引き起こす作品なることを心から望んでいる」と語っており、没入感の高い作品に仕上がっていることを示唆している。

これまで語られることのなかった、人類とプレデターとの戦いを描いた映画『プレデター:ザ・プレイ』は、8月5日(金)よりディズニープラス「スター」にて独占配信開始。

作品情報
映画『プレデター:ザ・プレイ』

300年前のアメリカ。ネイティブ・アメリカン最強の部族の女性ナル。荒野のハンターたちと共に育ち、自身も戦士である彼女に目に見えぬ危機が迫る。部族は“何”に勝利しなくてはならないのか?〈生きるために狩りをする人類〉 vs 〈狩りをするために生きるプレデター〉。狩るか狩られるか、種族と技術の壁を越え、戦士の誇りをかけた“最初の戦い”が始まる。

製作総指揮:マーティ・ユーイング

監督:ダン・トラクテンバーグ

出演:アンバー・ミッドサンダー

©2022 20th Century Studios

2022年8月5日(金) ディズニープラス「スター」にて独占配信

公式サイト disneyplus.com/ja-jp/movies/prey