Mar 02, 2022 news

ロシア社会へのブラックな⾵刺を描く 映画『インフル病みのペトロフ家』予告映像が公開

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話題作が⽬⽩押しだった昨年のカンヌ国際映画祭の中でも名だたる批評家を驚かせ、息を呑むほどのパワーを感じさせるその撮影技術でフランス映画⾼等技術委員会賞を受賞した映画『インフル病みのペトロフ家』。監督は、ロシア演劇界の⻤才として知られ、カンヌをはじめとする数々の映画祭で多数の賞を受賞するなど、すでに映画監督としても世界から注⽬を浴びている『LETO -レト-』(2018)のキリル・セレブレンニコフ。

驚くべき⻑回しショット、めくるめく場⾯転換、ロシア社会へのブラックな⾵刺、型破りな芸術的感性、刺激的なアクションなど強烈なインパクトに溢れている本作の予告映像が公開された。

映像は、MANGA(漫画)を描くのが好きな主⼈公ペトロフがインフルエンザで咳き込む様⼦から始まり、やがてそれは息⼦へ感染し、妄想の世界へ。男たちの銃殺シーン、図書館での衝撃的アクション、2004年のロシアと1976年のソヴィエト、“雪むすめ”の格好をした謎めいた⼥性、妻ペトロワの叫び‥‥不穏な世界観を彩るのは、ダークな歌詞と複雑なライムが特徴的なロシアの⼈気ラッパー・Huskyの楽曲「Revenge」とヴィヴァルディの「四季〜冬」。

「驚異的だ!」(New York Magazine)、「幻覚的⻑回しはソクーロフ、ブラックユーモアはタランティーノだ!」(Le Journal du Dimanche)のコメントからも、「わからないけど⾯⽩そう」という疾⾛感のある映像となっている。

映画『インフル病みのペトロフ家』は、4月23日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国公開。

作品情報
映画『インフル病みのペトロフ家』

ソヴィエト崩壊後のロシア、エカテリンブルグ。インフルエンザが流⾏している。ペトロフは⾼熱にうなされ、妄想と現実の間を⾏ったり来たり。やがてその妄想は、まだ国がソヴィエトだった⼦供時代の記憶へと回帰し‥‥。

監督:キリル・セレブレンニコフ

原作:アレクセイ・サリニコフ著「Петровы в гриппе и вокруг него (インフル病みのペトロフ家とその周囲)」(邦訳未出)

出演:セミョーン・セルジン、チュルパン・ハマートワ、ユリヤ・ペレシリド

配給:ムヴィオラ

© 2020 – HYPE FILM – KINOPRIME – LOGICAL PICTURES – CHARADES PRODUCTIONS – RAZOR FILM – BORD CADRE FILMS – ARTE FRANCE CINEMA -ZDF

2022年4月23日(土) シアター・イメージフォーラムほか全国公開

公式サイト moviola.jp/petrovsflu/