フランスで50年以上愛され続け、世界30カ国で翻訳されているロング・セラー「プチ・ニコラ」。親友同士の原作者2人、ジャン=ジャック・サンペとルネ・ゴシニの人生と「プチ・ニコラ」の物語を交えて描くアニメーション、映画『プチ・ニコラ パリがくれた幸せ』。この度、本作の予告映像が公開された。
本作は、昨年のカンヌ国際映画祭でプレミア上映され、2022年アヌシー国際アニメーション映画祭で最高賞となるクリスタル賞を受賞。「繊細で優しさにあふれた傑作」、「心があたたまる喜びいっぱいの1本」と、評論家からも高い評価を得ている。グラフィック・クリエーターとして参加した、原作のイラストレーターでもあるジャン=ジャック・サンペは、カンヌ国際映画祭でのワールドプレミア上映やアヌシーでの最高賞受賞を見届けて2022年8月に89歳で亡くなった。
この度公開された予告映像では、小さなアトリエでの親友2人の共同制作の様子が描かれる。共同生活は順調で、楽しいニコラたちの毎日を描くサンペとゴシニだったが、2人にはそれぞれ子供時代の辛い過去があった。「悲しみ」を知っているから、「幸せ」な物語を紡ぐことができたサンペとゴシニ。二コラを通して楽しい子供時代を追体験する2人の、「プチ・ニコラ」誕生秘話に注目したい。
映画『プチ・ニコラ パリがくれた幸せ』は6月9日(金) より全国順次公開。
パリの街並みを望む小さなアトリエ。イラストレーターのサンペと作家のゴシニは、いたずら好きの男の子のキャラクター、ニコラに命を吹き込んでいた。大好きなママのおやつ、校庭での仲間達との喧嘩、先生お手上げの臨海学校の大騒ぎ。ニコラを描きながら、望んでも得られなかった幸せな子供時代を追体験していくサンペ。また、ある悲劇を胸に秘めるゴシニは、物語に最高の楽しさを与えていった。児童書「プチ・ニコラ」の心躍らせる世界を創造しながら、激動の人生を思う2人。ニコラの存在は、そんな彼らの友情を永遠のものにしていく。
監督:アマンディーヌ・フルドン、バンジャマン・マスブル
脚本:アンヌ・ゴシニ、ミシェル・フェスレー
原作:ルネ・ゴシニ、ジャン=ジャック・サンペ 『プチ・ニコラ』単行本シリーズ (世界文化社刊)
出演:アラン・シャバ、ローラン・ラフィット、シモン・ファリ
配給:オープンセサミ、フルモテルモ
Ⓒ2022 Onyx Films – Bidibul Productions – Rectangle Productions – Chapter 2
2023年6月9日(金) より全国順次公開
公式サイト petit-nicolas.jp