パティシエを目指す孤独な⻘年が、極上のスイーツで奇跡を巻き起こす感動の実話、映画『パリ・ブレスト 〜夢をかなえたスイーツ〜』。この度、本作の本予告映像と場面写真が公開された。
本作は、22歳でパティスリーの世界選手権のチャンピオンに輝き、彗星の如くスイーツ界に登場した若き天才パティシエ ヤジッド・イシュムラエンの自伝書「Un rêve d’enfant étoilé: Comment la pâtisserie lui a sauvé」(スターを夢見た幼少時代:菓子作りが彼を救った理由)を元に映画化した、感動のサクセスストーリー。
ヤジッドは現在、世界各地の最高級ホテルのコンサルタントや高級ブランドとのコラボレーションを務め、南仏アヴィニョンやパリに自身の店舗を持つ人気パティシエだが、14歳でパリの菓子職人の見習いになり、やがてパスカル・カフェをはじめ、フィリップ・コンティチニといった著名なパティシエのもとで次々と修行を重ね、モナコのジョエル・ロブションのレストラン「ル・メトロポール」でスーシェフを務めた。そして、2014年には「Gelato World Cup(冷菓世界選手権)」のチャンピオンとなっている。
主人公を演じたのはTikTokで6600万人のフォロワーを持つ映像クリエイターとして人気のリアド・ベライシュ。インフルエンサーとしての活動以外に役者としても活躍する彼は、料理の集中講座を受け、ヤジッドから直々にパティスリーの創作を伝授してもらいながら役づくりに励み、本作で初主演を果たした。
そして、もうひとりの‟主人公”とも言えるのが、ヤジッド本人が準備期間のみならず撮影中も全ての‟出演シーン”を監修した、美しく華麗なデザートたち。ヤジッドの代名詞ともいえる、フォークを刺すとパリっと割れ、中からクリームがとろけ出す「パリ・ブレスト」、大きなさくらんぼの形をした、艶やかなチョコレートのコーティングが芸術的な「フォレ・ノワール」など、劇中に登場する数々のデザートも見どころの一つとなっている。
監督は、本作が長編監督デビュー作となるセバスチャン・テュラールが務めた。
映画『パリ・ブレスト 〜夢をかなえたスイーツ〜』は、2024年3月29日(⾦)より全国ロードショー。
育児放棄の⺟親の下、過酷な環境で過ごしている少年ヤジッドにとって唯⼀の楽しみは、フォスターファミリーの家で、団欒しながら⾷べる⼿作りのスイーツ。いつしか⾃らが最⾼のパティシエになることを夢みるようになっていた。やがて、児童養護施設で暮らしはじめたヤジッドは、敷居の⾼いパリの⾼級レストランに⾒習いとして雇ってもらうチャンスを掴み取る。毎⽇180キロ離れた⽥舎町エペルネからパリへ⻑距離通勤し、時に野宿をしながらも必死に学び続け、活躍の場を広げていくヤジッド。偉⼤なパティシエたちに従事し、厳しくも愛のある先輩や⼼を許せる親友に囲まれ、夢に向かって充実した⽇々を過ごしていたが、そんな彼に嫉妬する同僚の策略で、突然仕事を失うことに。失意のどん底から持ち前の情熱でパティスリー世界選⼿権への切符をようやく⼿に⼊れるが‥‥。
監督:セバスチャン・テュラール
出演:リアド・ベライシュ、ルブナ・アビダル、クリスティーヌ・シティ、パトリック・ダスマサオ、フェニックス・ブロサー
ル、リカ・ミナモト
©DACP-Kiss Films-Atelier de Production-France 2 Cinéma
2024年3月29日(⾦) ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMA ほか全国ロードショー
公式サイト parisbrest