Sep 01, 2022 news

池上彰も太鼓判 世界に誇るべき日本の商売人たちの嗅覚と行動 痛快ビジネス時代劇、映画『近江商人、走る!』  

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今は昔、近江国(現在の滋賀県)をベースに全国を駆ける商人たちがいた――。大坂、伊勢と並ぶ「日本三大商人」“近江商人”の活躍を描く、痛快ビジネス時代劇『近江商人、走る!』が12月30日に公開決定した。あわせてキャストと予告映像が情報解禁された。

そろばん勘定だけじゃない。ある時はケガをして働けなくなった大工を救済する方法をひねり出し、ある時は閑古鳥が鳴く茶屋をアイデアで助け、そしてまたある時は、店の大借金返済に知恵で挑む――。

商いの才と人情に長けた主人公の近江商人・銀次役には、主役に抜擢されたデビュー作『許された子どもたち』(20)で見事毎日映画コンクールの新人賞を受賞した注目の新星・上村侑。

銀次を支える先輩の蔵之介には『ちはやふる』シリーズを始め映画にドラマにと出演作が途切れない実力派・森永悠希。

銀次や蔵之介と共に米屋で働く楓役にはタレントとして活躍の場を広げるのみならず『アルプススタンドのはしの方』(20)では俳優としての実力もしっかりと見せつけた黒木ひかり。

お茶屋の看板娘のお仙にはAKB出身で、映像作品のみならず舞台でも俳優としての活躍の場を広げている田野優花。

また眼鏡屋の有益には『ハケンアニメ!』(22)での好演も記憶に新しい前野朋哉といった若手俳優たちが結集。

脇を固めるのは、筧利夫、真飛聖、矢柴俊博、堀部圭亮、渡辺裕之、藤岡弘、といったベテラン勢と、村田秀亮(とろサーモン)、大橋彰(アキラ100%)、たむらけんじ、コウメ太夫ら“近江”という舞台にゆかりのあるお笑い芸人たちがキーパーソンとして続々登場する。

監督は『老人ファーム』『鬼が笑う』で高く評価された新鋭・三野龍一が務める。

今回公開された予告映像では、歴史から政治まであらゆるジャンルのニュース解説でお馴染みの池上彰がナレーションを務める。

世界に先駆け日本で先物取引が行われた江戸時代。米問屋の丁稚で誇り高き“近江商人”の銀次が村の人々を抜きんでた商才で助けるが、ひょんなことから働いていた米問屋が突然の大借金を抱えることに!

情報の早さが勝負の先物取引市場で、銀次はこのピンチを救うため、誰よりも早く“走る”ことは出来るのか!?と商人ヒーローの活躍に池上彰も太鼓判を押す映像となっている。

また池上は『日本の「商売人」たちの嗅覚と挑戦的な行動は、世界に誇っていいものです。そんな近江商人のビジネス感覚を紹介する映画が誕生するとあって、予告ナレーションを喜んでお受けしました』と近江商人にスポットを当てた映画の誕生に喜びの声を寄せた。


【コメント全文】

主演:銀次役/上村侑 コメント

撮影から一年と少しが経ち、お正月映画としてみなさんの元にお届けすることが出来て本当に嬉しいです。

コメディありワチャワチャありの、まさに「痛快ビジネス時代劇(エンタ)」です。時代劇らしからぬ仕掛けもたくさんあるので、子供から大人まで楽しんでいただけると思います。

世界初の先物取引市場を舞台に、銀次がそろばん片手に知恵を絞ります。金融教育が義務化された現代にもってこいの作品です。「近江商人、走る!」ぜひ劇場でご覧ください!

監督:三野龍一 コメント                                     

本作の僕のミッションは、ビジネスでポップでハッピーな時代劇(語彙、、)を作ること。初めてづくしで頭を悩ませたのは良き思い出。本作の内容と同じように制作チーム皆の力で完遂することができました。改めてありがとう!

不幸度120%の前作『鬼が笑う』の正反対。幸福度240%のとても楽しい作品です。安心してご家族で観に来てくださいね。

それにしても、主人公・銀次のような商才が自分にもあったらなぁ。誰かお仕事ください。

予告篇ナレーション:池上彰 コメント                            

近江商人のアイデアによる取引は、現代の経済では「裁定取引」(アービトラージ)といいます。東京の証券取引所での日経平均株価と、大阪取引所での日経平均先物価格の差に注目した取引など、世界中で頻繁に行われるようになっています。

そもそも「先物」という概念も、大阪・堂島が世界でも先進的な取り組みでした。日本の「商売人」たちの嗅覚と挑戦的な行動は、世界に誇っていいものです。そんな近江商人のビジネス感覚を紹介する映画が誕生するとあって、予告ナレーションを喜んでお受けしました。

短時間の映像編集の中に短いコメントをはめ込んでいく。難しいのですが、時間内に収まると快感です。スタッフ皆さんの職人技に感心しながら役目を終えました。


無理難題に挫けず、あっと驚く発想で難局を乗り切る。今の日本に必要な“商人ヒーロー”が誕生した、映画『近江商人、走る!』は12月30日(金)より新宿ピカデリー他でお正月ロードショー。

作品情報
映画『近江商人、走る!』

ある近江商人との出会いから、大津の米問屋大善屋で丁稚奉公することとなった銀次。それから5年、商才を発揮する銀次は、店の仕事だけではなく、職人の互助組合作りや茶屋の看板娘お仙のアイドル化計画などを手掛け、町の人々を助ける。そんな彼の元には同じ店で働く楓、眼鏡職人の有益や大工の佐助など仲間が集まるようになった。悪辣な奉行の罠によって、大善屋が千両もの借金を背負う。先輩の丁稚・蔵之介の父も関わるこの悪企みから店を守るため、銀次は大津と15里=60km 離れた堂島の米の価格差を利用した裁定取引を思いつく。電話もネットもない時代、飛脚でも半日掛かる距離を越え、情報を迅速に入手するため、銀次たちが仕掛けた壮大な作戦とは?

監督:三野龍一

出演:上村侑、森永悠希、真飛聖、黒木ひかり、前野朋哉、田野優花、村田秀亮(とろサーモン)、鳥居功太郎、たむらけんじ、大橋彰(アキラ100%)、高梨瑞樹、徳江かな、落合亜美、コウメ太夫、矢柴俊博、堀部圭亮、渡辺裕之、藤岡弘、、筧利夫

配給:ラビットハウス

Ⓒ 2022 KCI LLP

2022年12月30日(金) 全国公開

公式サイト oumishounin.com