Mar 02, 2021 news

Eテレ「『桃太郎』裁判」に超豪華キャスト!天海祐希vs佐藤浩市!仲野太賀(桃太郎)への判決は?

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otocotoニュース

あの昔話が裁判に!前代未聞の異色法廷劇

「もし昔話の登場人物が訴えられたら…?」という設定のもと描かれる、Eテレの法廷ドラマシリーズ「昔話法廷」。これまで幅広い層から熱烈な支持を集めてきた番組の最終章となる、「『桃太郎』裁判」の放送が決定しました。脚本をヒットメーカーの森下佳子さんが担当し、法廷の登場人物を、天海祐希さん、佐藤浩市さん、仲野太賀さん、
仲里依紗さんなど、豪華キャストが演じます!

子どもたちの“考える力”をはぐくむ教育番組「昔話法廷」

なじみ深い昔話の登場人物を現代の法で裁く「昔話法廷」は、若い世代をターゲットにした教育番組。2015年に始まり、これまでに「三匹のこぶた」「カチカチ山」「浦島太郎」など10本を制作してきました。検察官、弁護人、被告人、証人のやりとりを一人の裁判員の目線で描くワンシチュエーションの法廷ドラマ。昔話を新たな視点からみつめ、子どもたちに主体的・多角的に考えることの大切さを伝えます。
番組は、放送のたびにトレンド入りを果たすなど、子どもに限らず、幅広い世代から大きな反響を得ています。2016年に、“子ども番組のオスカー”と称される国際コンクール「プリ・ジュネス」で、世界各国の子どもたちが選ぶ最優秀に輝きました。また、一昨年には、国際エミー賞でファイナリストの4作に選ばれています。

最終章は、日本でもっとも有名な昔話「桃太郎」

今回裁かれる被告人は、桃太郎です。鬼ヶ島に押し入り、持っていた刀で鬼たちを殺傷。財産を奪った強盗殺人の罪に問われます。証人として、殺された鬼の妻、桃太郎のおばあさん、桃太郎といっしょに鬼を襲った犬が出廷します。
桃から生まれた桃太郎は何者か?鬼はなぜ鬼ヶ島に住んでいるのか?昔話の“空白部分”に大胆な解釈を加え、昔話の“その後”を描きます。

「昔話法廷」 最終章「『桃太郎』裁判」

脚本は森下佳子さん!超豪華キャストが集結!

脚本は、連続テレビ小説「ごちそうさん」、大河ドラマ「おんな城主直虎」を手がけた森下佳子さん。「JINー仁―」、「義母と娘のブルース」、現在放送中の「天国と地獄~サイコな2人~」(TBS系)など、数多くのヒット作を生み出す森下さんによる、シリーズ最長30分のスペシャルです。
キャストにも、日本を代表する実力派が集まりました。検察官を天海祐希さん、弁護人を佐藤浩市さん、桃太郎を仲野太賀さん、殺された鬼の妻を仲里依紗さん、桃太郎のおばあさんを白石加代子さん、裁判員を恒松祐里さんが演じます。

「昔話法廷」 最終章「『桃太郎』裁判」

収録を終えた出演者からのコメント

天海祐希さん(検察官 役)
「昔話法廷」の“桃太郎”編に出演し、桃太郎と一騎打ち、弁護人と丁々発止を続ける検察官の役を全力で演じました。大 人がみてももちろん面白いですし、お子さんたちには楽しんでいただくと同時に、いろいろな問題を考えていただける作品になると思います。この法廷劇がどなたかとの会話の糧になれたらとてもありがたく、幸せに思います。

佐藤浩市さん(弁護人 役)
奇想天外な発想の中で物語が進みながら、語られていることは、今の社会でも通じることです。そういう意味では、「犬と会 話をする」というありえない設定であっても「リアリズム」をもって伝えられるように見せなければいけない。だからこその役 者の真剣みが問われるわけで、そこに嘘があってはいけないと思って演じました。

仲野太賀さん(桃太郎 役)
今はネットやテレビといったメディアの力がすごく強いので、自分で考えるという思考が停止してしまうことがあると思います。 でも本当は、自分の価値観で考えて判断するべき局面も多いですよね。子どもたちがこのドラマを見たら、きっとよくわから ない気持ちになると思いますが、その「よくわからない」というのはすごく大切なことですし、その上で自分自身の答えを出 してみてほしいと思います。

仲里依紗さん(鬼の妻 役)
本来の「桃太郎」には、私が演じた「鬼の妻」は出てこないと思うんです。でも桃太郎に退治された鬼にも家族がいて、生 活があったんだという発想を子どもたちに抱いてもらって、そこからいろいろな立場の人の気持ちを想像してもらえると嬉し いですね。子どもたちが学校の授業やご家庭で見た時に、この作品について楽しくディスカッションし、いろいろな意見が出る場になることを願っています。

「昔話法廷」 最終章「『桃太郎』裁判」
Eテレ「昔話法廷」 最終章「『桃太郎』裁判」

昔話法廷~「桃太郎」裁判~
放送:Eテレ 3月29日(月)午前9:00~9:30

「昔話法廷」スペシャルウィーク最終章の放送を前に、関連番組や過去作を連日放送します。

●3月22日(月)午前0:40~1:05(総合・日曜の深夜)
「昔話法廷プラス」
※「さるかに合戦」(主な出演:小林聡美、小澤征悦、須賀健太、中村倫也<声>)に、“記者解説”がつきます。裁判の争点などを、アナウンサーと解説委員がわかりやすく説明します。

●3月22日(月)~25日(木)午前9:00~9:15(Eテレ)
「三匹のこぶた」(主な出演:木南晴夏、加藤虎ノ介、小芝風花)
「アリとキリギリス」(主な出演:美村里江、嶋田久作、朝倉あき)
「浦島太郎」(主な出演:奥貫薫、平田満、清水くるみ)
「カチカチ山」(主な出演:安藤玉恵、モロ師岡、宮﨑香蓮)
●3月25日(木)午後1:05~1:34(Eテレ)
「ハートネットTV~手話で楽しむみんなのTV~」
※「さるかに合戦」に、手話をつけてお届けします。

●3月26日(金)午前9:10~9:30、午前9:45~10:05(Eテレ)
「赤ずきん」(主な出演:吉田羊、竹中直人、佐藤玲、泉澤祐希)
「ブレーメンの音楽隊」(主な出演:林遣都、木村多江、山中崇、優希美青)
※同じ昔話を扱った「おはなしのくに」(「赤ずきん」午前9:00~9:10、「ブレーメンの音楽隊」午前9:35~9:45)から、“リレー編成”でお届けします。

「昔話法廷」www.nhk.or.jp/school/sougou/houtei/
学校授業でも学習可能!放送後は「NHK for School」で視聴できる予定です。