ドキュメンタリー映画『狂猿』5月28日公開
デスマッチのカリスマと呼ばれ国内外における知名度・人気・カリスマ性の全てにおいてトップの座に君臨し続けるプロレスラー“葛西純”が、デスマッチにかけた半生、半年にわたる長期欠場からコロナ禍における未曾有の事態の中リングへの復帰を一年にわたり密着した本邦初のデスマッチ・ドキュメンタリー!!過去の試合映像に加えて、鎬を削ってきたデスマッチファイターたちも登場。
ライバル的存在の伊東竜二(大日本プロレス)をはじめ、佐々木貴(FREEDOMS)、竹田誠志、そして葛西と練習生時代を共に過ごした本間朋晃、藤田ミノル。
さらに“ミスターデンジャー”松永光弘や、大日本プロレス代表の登坂栄児も貴重な証言を披露する。
予告編では、デスマッチ界のカリスマとして君臨する葛西純の栄光と、そして肉体の限界を感じながら模索する最中、コロナ禍が世界を襲い、そんななか心境の変化が起きてゆく様子がダイジェストとして描かれている。
ポスタービジュアルには現在の葛西純を写真家・中河原理英が真正面から捉えた完全撮り下ろしの大胆な一枚。
チラシビジュアルは写真家・岸田哲平によるコロナ禍以降に開催された死闘を捉えた激しい一枚。葛西純の静と動を表す特別なデザインとなっている。
葛西純、46歳。職業=デスマッチファイター。
割れた蛍光灯に囲まれ、カミソリが突き刺さり、ガラスボードが飛び散る過酷なデスマッチの世界で「カリスマ」と称されるプロレスラー、葛西純。
全身には無数の傷が刻まれ、6メートルの高さから身ひとつで飛び込む「バルコニーダイブ」などのスーサイダルな大技を繰り出し続けた結果、その肉体は限界を迎えつつあった。2019年のクリスマス、葛西はついに長期欠場を余儀なくされる。
『狂猿』は、葛西純を中心に、文字通りの血と汗を流しながら闘い続けるプロレスラーたちの姿を追った本邦初のデスマッチドキュメンタリーである。カメラは復帰に向けてトレーニングを積み、新たなる刺激を求め続ける葛西純に密着。過去のレアな試合映像に加えて、鎬を削ってきたデスマッチファイターたちも登場し、貴重な証言を披露する。
監督を務めたのは、『THE COLLECTORS ~さらば青春の新宿 JAM~』(2018)など、先鋭的な音楽ドキュメント作品で注目を集める俊英、川口潤。蛍光灯が爆散するリングサイドでカメラを構え続け、音楽的感性で切り取られた臨場感たっぷりの試合映像は究極の没入感を生み、観客をデスマッチの最前線に送り込む。葛西純は、デスマッチを通して何を伝えようとしているのか。傷だらけの背中は何を語りかけるか…。デスマッチに狂った猿と、その生き様に人生を狂わされてしまった者たちの饗宴が幕を開ける。
■PROFILE:葛西純(かさい・じゅん)
1974年9月9日生まれ。北海道出身。プロレスリングFREEDOMS所属/プロレスラー。1998年8月23日デビュー。プロレスラーのなかでも、ごく一部の選手しか足を踏み入れないデスマッチの世界で2000年代からデスマッチシーンを席巻。現在に至るまでトップの座に君臨、国内のみならず海外での圧倒的な知名度を誇り「デスマッチのカリスマ」と呼ばれている。2009年には東京スポーツ新聞社が毎年12月に発表する日本プロレス大賞で、インディーズであり、またデスマッチ形式の試合にも関わらず、永遠のライバル伊東竜二との激闘がベストバウトに選出されるなど数々の伝説を打ち立てている。
通称:デスマッチのカリスマ愛称:狂猿(クレイジー・モンキー)
出演:葛西純、佐々木 貴、藤田ミノル、本間朋晃、伊藤竜二、ダニー・ハボック、竹田誠志、杉浦 透、佐久田俊行、登坂栄児、松永光弘 ほか
監督:川口 潤
撮影:川口 潤、大矢大介、鳥居洋介、村尾照忠
録音:川口 潤
編集:川口 潤、築地亮佑(COLORS)
MA:三留雄也
Art Work:BLACK BELT JONES DC
写真撮影:岸田哲平、中河原理英
制作:アイランドフィルムズ
企画:佐藤優子
製作:葛西純映画製作プロジェクト(スペースシャワーネットワーク+ポニーキャニオン+プロレスリングFREEDOMS)
配給:SPACE SHOWER FILMS 【1.78:1/カラー/ステレオ/107分/2021年/日本/PG12】
©️2021 Jun Kasai Movie Project.
5月28日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほかにてロードショー!以降順次公開