本作の一端にも触れることができる
冒頭映像、約3分を解禁
“普通とは違う”と言われて続けてきた原作者の東田直樹。
しかし「みんなから見れば、自閉症の世界は謎だらけに違いない」が「心の中を僕なりに説明することで、自閉症の子供を見守る皆さんの助けになればと思う」というその切実な想いを、世界中の自閉症者の子供たちの様子とともに「言いたいことが言えない生活を想像できますか?」「少しだけ僕の言葉に耳を傾けて」「僕らの世界を旅してほしい」と、優しく問いかけるような言葉とともに映し出している。
同時に注目したいのは、本作のジェリー・ロスウェル監督が「観客を強烈な視覚と聴覚の世界から感覚過多の世界へと連れて行き、(自閉症者と自閉症者でないものの)コミュニケーションの方法を見つける」ために、全編を通してこだわったと明かす、特徴的な映像と音響効果での表現方法。
自閉症者が見て・感じている世界をあたかも疑似体験しているかのように感じることのできるように模索されたこれらの表現は、驚きと発見に満ち溢れたものであり、今回解禁される冒頭映像からその一端にも触れることができる。
4/2(金)角川シネマ有楽町、新宿ピカデリーほか全国順次公開
【作品情報】
原作:東田直樹『自閉症の僕が跳びはねる理由』(エスコアール、角川文庫、角川つばさ文庫)
翻訳原作:『The Reason I Jump』(翻訳:デイヴィッド・ミッチェル、ケイコ・ヨシダ)
監督:ジェリー・ロスウェル プロデューサー:ジェレミー・ディア、スティーヴィー・リー、アル・モロー
原題:The Reason I Jump/2020 年/イギリス/82 分/シネスコ/5.1ch/字幕翻訳:高内朝子/字幕監修:山登敬之/配給:KADOKAWA
【公式 HP】https://movies.kadokawa.co.jp/bokutobi/
©️2020 The Reason I Jump Limited, Vulcan Productions, Inc., The British Film Institute
4/2(金)角川シネマ有楽町、新宿ピカデリーほか全国順次公開