「手一杯の時もあったが、現場にいるローガンのおかげで助かった」
当時のチャドウィックの状況を知る数少ない人物
主演・製作の両立を支えた盟友ローガン・コールズ
この度、本作で主演兼プロデュースを務めたチャドウィック・ボーズマンのインタビュー映像が到着。
本年度ゴールデングローブ賞のドラマ部門主演男優賞を受賞、アカデミー賞主演男優賞ノミネートと、俳優として絶大な評価を受けているチャドウィック・ボーズマン。
インタビューでは「主演と製作の時間をうまく配分することを心掛けたよ。役者の僕は出番がないとオフになるけど、現場に顔を出すようにした。」と本作で主演とプロデューサーを兼任した事について語っている。
実際のニューヨーク市警の退職警官を技術顧問として招いたり、物語の設定と同じにするため敢えて難易度の高い夜間撮影に挑むなど、徹底してリアリティを追求した本作。
「僕が製作に携わったのは主に撮影に入る前だ。そこで多くを提案したよ。」という言葉通り、本作の製作スタイルには、チャドウィックのストイックな性格が反映されており、それが彼の迫真の演技に直結している。
また、俳優とプロデューサーの兼任は「手一杯な時もあったかもな。」と振り返りながらも、「撮影中、僕の意見が要る時はローガンが聞きに来てくれたんだ。」と、共同プロデューサーのローガン・コールズのおかげで撮影中は演技に集中できた事を明かしている。
ローガンはチャドウィックがハワード大学で演劇の脚本を書いていた頃から共に作品制作を行なっており、チャドウィック主演作『キングのメッセージ』(16)でも共にプロデュースを行なっている盟友。
残念ながら彼がこの世を去り実現できなくなってしまったが、チャドウィック主演で実在したアフリカ人の侍・弥助を描く映画のほか、チャドウィックとローガンは複数の作品を共に製作段階だった。
ローガンは彼が闘病中であった事を知る数少ない人物の1人で、チャドウィックとの最後の会話でそれらの作品を一緒に作りたかったと話すと、「(製作を)止めないでくれ。」と後押しされた事を後のインタビューで明かしている。
『21ブリッジ』は2人で作り上げた最後の作品となったが、彼の意志は今後も受け継がれていくだろう。
4月9日(金)より全国ロードショー
【STORY】
NYマンハッタン島に架かる21の橋をすべて封鎖し、警官で埋め尽くせ!NY市警の殺人課に所属するアンドレ・デイビス刑事(チャドウィック・ボーズマン)は、同じ警官だった亡き父親への想いを胸に、忙しい日々を過ごしていた。そんな折、真夜中に大量のコカインを奪って逃げた犯人2人組が、警察官8人を殺害する凶悪な事件が発生。マッケナ署⻑(J・K・シモンズ)の指令により、アンドレは麻薬取締班のフランキー刑事(シエナ・ミラー)と組んで捜査を開始。そしてNYマンハッタン島に架かる21の橋を全て封鎖し、追い詰める作戦に出た。夜明けまでには犯人の居場所を突き止め、逮捕しなければならない。だがアンドレは追跡を進めるうち、表向きの事件とはまったく別の陰謀があることを悟る。果たしてその真実とは――!?
【作品情報】
監督:ブライアン・カーク「ゲーム・オブ・スローンズ」、『マイ・ボーイ・ジャック』(07)
製作:ジョー・ルッソ&アンソニー・ルッソ『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19)、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(16)
出演:チャドウィック・ボーズマン、シエナ・ミラー、テイラー・キッチュ、J・K・シモンズほか
配給:ショウゲート
原題:21 Bridges
2019/中国・アメリカ/99分
公式HP:21bridges.jp
公式Twitter:@21bridges_jp
公式facebook:https://www.facebook.com/21Bridgesmoviejp
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