太平洋戦争の終わりを迎えた後も任務解除の命令を受けられないまま、フィリピン・ルバング島にて約30年間の孤独な日々を過ごした実話を元に描かれた映画『ONODA 一万夜を越えて』。
実在の人物である小野田寛郎(おのだ ひろお)旧陸軍少尉が主人公の本作は、第74回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門でオープニング作品としてワールド・プレミア上映された。現地での反響を受け、急遽日本でも全国公開する事となった。邦題は『ONODA 一万夜を越えて』に決定し、小野田がジャングルに潜伏していた約30年間の日々を想起させるタイトルとなっている。
日本人キャストは全てオーディションによる選考で、カンボジアのジャングルで2018年12月から翌年2019年3月まで約4ヶ月の過酷な撮影が行われた。アルチュール・アラリ監督が登場した第74回カンヌ国際映画祭2021でのワールドプレミアとなる公式上映では、約15分ものスタンディング・オベーションが会場を包み、センセーショナルな世界へのお披露目を飾ることができた。その翌日に行われた公式記者会見では、主演の遠藤雄弥と津田寛治が日本からリモートで参加した。
1人の日本人が生と死のはざまで見つめた戦争と平和。映画『ONODA 一万夜を越えて』は、10月8日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。
フランスで出版された小野田少尉の自伝「ONODA 30 ans seul en guerre(原題)」(Bernard Cendoron 著)を原案に映画化。実在の人物である小野田寛郎(おのだ ひろお)旧陸軍少尉が、太平洋戦争の終わりを迎えた後も任務解除の命令を受けられないまま、フィリピン・ルバング島にて約30年間の孤独な日々を過ごした実話を元に描かれた。
監督:アルチュール・アラリ
出演:遠藤雄弥、津田寛治、仲野太賀、松浦祐也、千葉哲也、カトウシンスケ、井之脇海、足立智充、吉岡睦雄、伊島空、森岡龍、諏訪敦彦、嶋田久作、イッセー尾形
配給:エレファントハウス
©2021映画『ONODA』フィルム・パートナーズ(CHIPANGU、朝日新聞社、ロウタス)
10月8日(金) TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開
公式サイト onoda-movie.com