松本幸四郎×市川染五郎の父子が共演する、劇場版『鬼平犯科帳 血闘』の予告映像と本ビジュアルが公開された。
第1弾のテレビスペシャル「鬼平犯科帳 本所・桜屋敷」では、長谷川平蔵の青春時代の思い出と現在とが交錯する淡く儚い物語が描かれたが、劇場版となる本作では、‟過去”の長谷川銕三郎×おろくと、‟現在”の長谷川平蔵×おまさとiいう、それぞれの時代で“愛した者を救うため”に立ち上がる平蔵の熱き姿が描かれる。
また、劇場版のメインゲストとして、鬼平に相対する盗賊一味の引き込み女・おりん役の志田未来、一味の頭で“鬼平の宿敵”網切の甚五郎役の北村有起哉、そして長谷川平蔵がなぜ“鬼平”と呼ばれるようになったのか、その鍵を握る人物・おろく役の松本穂香、さらに、鬼平の上司・京極備前守高久役の中井貴一、ひとりばたらきの老盗賊・鷺原の九平役の柄本明ら、日本を代表する名優たちが脇を固める。
【コメント】
▼松本幸四郎
「鬼平犯科帳」での立ち回りは他の時代劇作品とは違って、立ち回りの一つ一つに意味があるのが魅力です。立ち回りを通じて、その時の心情や力関係などをすごく感じることができます。一見、剣と剣を交えた単なる“殺し合い”のようにも思えますが、それ自体が会話となっていて、この立ち回りこそが鬼平の魅力だと感じました。
▼市川染五郎
銕三郎は刀ではなく振り棒での立ち回りでした。棒で殴る立ち回りは、刀とは違う点が多く難しかったのですが大勢をなぎ倒していく迫力のあるシーンだったので気持ち良かったです。ぜひ注目していただきたいポイントです。
▼北村有起哉
先代の(中村)吉右衛門さんの「鬼平犯科帳」を“いちファン”として、そして“いち役者”としてずっと出演を恋焦がれてい
ましたし、(出演できる日を)夢のように想っていました。今回新しい形で、そしてこのような大役をいただけて、身が引き締まる気持ちとともに非常に嬉しく思いました。
▼柄本明
中村吉右衛門さん主演作にも2度出演させていただきましたが、今回「鬼平犯科帳」が新たに復活したということが嬉しく、また、自分も再び出演させていただけた事が大変に嬉しいです。
劇場版『鬼平犯科帳 血闘』は2024年5月10日(金)より公開。
文芸誌「オール讀物」で1968年に連載が開始された、池波正太郎三大シリーズの一つで、累計発行部数3,000万部を超えるベストセラー時代小説「鬼平犯科帳」。“新たな鬼平”として十代目・松本幸四郎を主演に迎え、テレビドラマと劇場版が製作される。
監督:山下智彦
原作:池波正太郎「鬼平犯科帳」(文春文庫刊)
出演: 松本幸四郎、市川染五郎、仙道敦子、中村ゆり、火野正平、本宮泰風、浅利陽介、山田純大、久保田悠来、柄本時生、松元ヒロ、中島多羅、志田未来、松本穂香、北村有起哉、中井貴一、柄本明
配給:松竹
©「鬼平犯科帳 」時代劇パートナーズ
2024年5月10日(金) 公開
公式サイト onihei-hankacho