Jun 04, 2024 news

約半世紀前の日本のロボットアニメが、フィリピンで原作リスペクトたっぷりの実写化! 映画『ボルテスV レガシー』

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テレビアニメ「超電磁マシーン ボルテスV」が、約半世紀の時を経て、熱狂的な支持を受けているフィリピンで実写化された。その作品が、生まれ故郷の日本に凱旋。この度、映画『ボルテスV レガシー』公開決定記念スペシャルムービーが公開された。

原作となるアニメ「超電磁マシーン ボルテスV」は、「超電磁ロボ コン・バトラーV」に続く長浜ロマンロボの第2弾として制作された。

アニメーション制作に日本サンライズ(現:サンライズ)、キャラクター原案に聖悠紀、メカニック設計にメカマン(中村光毅、大河原邦男ら)、スタジオぬえ、アニメーションキャラクターに佐々門信芳、金山明博、仕上げにシャフト、ディーン(現:スタジオディーン)、各話の演出にとみの喜幸(富野由悠季)、横山裕一朗、寺田和男、山崎和男ら、その後アニメーション業界のトップを走ることになったスタジオ/クリエイターが参加していたことも、この作品のもたらした影響の大きさを物語っている。

日本の放送からすぐに海外での展開も始まり、その中でも特に熱狂的に受け入れられたのがフィリピン。親子の離別、主人公をめぐる衝撃的な展開、異母兄弟との対決、圧政への抵抗と革命、そして解放というストーリーや、“角のある者が貴族階級として君臨し、角のない者たちを支配する”という敵・ボアザン星の設定を通じて差別問題に踏み込んだ長浜作品ならではの重厚感が、当時のフィリピンの人々の心情とリンクした。

再放送も繰り返され、とある調査ではフィリピンの実に94%の人がアニメを知っており、第2の国歌と呼ばれるまでになった主題歌「ボルテスVの歌」を日本語で歌える人も多いという。そんなフィリピンの人々の熱烈な愛が実写化を決意させ、1本の映画と90話(1話25分前後)にもおよぶテレビシリーズという形で結実した。

そしてこの度日本で公開されるのは、フィリピン版にシーンの追加を含む再編集を施し、さらに、オリジナルでも申し分なかったCGシーンのクオリティも、全編に及ぶリマスター作業を敢行して大幅にアップさせた“超電磁編集版”。フィリピンから原作そして日本へのリスペクトが溢れる特別な映画が完成した。

さらに、今回の日本公開をきっかけに、“ボルテスV”の展開が加速。フィリピンで放送されたテレビシリーズを、日本のために特別編集されたテレビシリーズが、今秋にTOKYO MXにて放送されることが決定し、また、フィリピンオリジナル版90話の日本展開についても着々と準備が進められている。

映画『ボルテスV レガシー』は、2024年10月18日(金)より劇場公開。

作品情報
映画『ボルテスV レガシー』

ある日地球は“ボアザン星”からやってきたプリンス・ザルドス率いる 軍隊からの攻撃を受ける。通常の兵器が全く通じない中、スティーヴ、ビッグ・バート、リトル・ジョンのアームストロング3兄弟とマーク・ゴードン、ジェイミー・ロビンソンの5人は、密かに製造されていた5機のマシンに乗り込み戦いに挑む。敵側は勝利を確実なものとするため、より強大な獣型ロボット“ビースト・ファイター”を繰り出してきた。5人はそれに対抗するため「レッツ・ボルトイン!」のかけ声とともにマシンを合体させ、巨大な人型ロボット“ボルテスV”となる。果たしてボルテス・チームの5人は、地球を守ることができるのか。

監督:マーク A. レイエス V

出演:ミゲル・タンフェリックス、ラドソン・フローレス、マット・ロザノ、ラファエル・ランディコ、イザベル・オルテガ、マーティン・デル・ロザリオ、リーゼル・ロペス、カルロ・ゴンザレス、エピ・クウィゾン
アルバート・マルティネス、ガビー・エイゲンマン、デニス・トリロ、カーラ・アベラナ

日本配給:東映

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2024年10月18日(金) 劇場公開

公式サイト voltes-v-legacy