Mar 19, 2025 news

ポルトガルが世界に誇る巨匠の珠玉の5作品が一挙上映 特集上映「オリヴェイラ2025 没後10年 マノエル・ド・オリヴェイラ特集」予告映像公開

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2025年に没後10年となるポルトガルの巨匠、マノエル・ド・オリヴェイラ。この度、特集上映「オリヴェイラ2025 没後10年 マノエル・ド・オリヴェイラ特集」の本予告映像が公開された。

100歳を超えてもなお映画を作り続け、現役最高齢の監督として世界中で話題と尊敬を集めた、マノエル・ド・オリヴェイラ。故ジャン=リュック・ゴダールをはじめ、ペドロ・コスタやミゲル・ゴメスなど日本でも人気を得ている現代ポルトガル映画の作家たち、そして濱口竜介監督や三宅唱監督などが特別な映画監督としてその名を挙げる。

2025年はそんなオリヴェイラが106歳で亡くなって、没後10年となるメモリアルイヤー。サイレント期に始まる80年間に及ぶ映画人生の中で残したあまりにも偉大な功績を振り返り、その不世出の才能を発見/再発見する特集上映が開催される。

ラインナップ5作品はすべて4Kスキャンで、日本初のデジタル・リマスター版で公開される。うち、3作品は国内劇場初公開。かつて公開されたバージョンに15分間分追加されたディレクターズ・カット版ともいえる『アブラハム渓谷 完全版』。そして、オリヴェイラ自身の死後に公開することが言付けられ、2015年以来鑑賞機会のなかった自伝的ドキュメンタリー『訪問、あるいは記憶、そして告白』。19世紀ポルトガルを代表する作家カミーロ・カステロ・ブランコの最後の日々を描き、オリヴェイラ作品のなかで最も厳格な作品ともされる『絶望の日』。ほか、黒沢清監督が絶賛した、驚天動地、奇想天外なオペラ映画の怪作『カニバイシュ』。ルイス・ブニュエル監督『昼顔』の38年後を描き、ブニュエルにオマージュを捧げた『夜顔』。

特集上映「オリヴェイラ2025 没後10年 マノエル・ド・オリヴェイラ特集」は、2025年4月18日(金)より全国順次公開。

作品情報
特集上映「オリヴェイラ2025 没後10年 マノエル・ド・オリヴェイラ特集」

ポルトガルが世界に誇る巨匠マノエル・ド・オリヴェイラ。没後10年となる2025年、その多彩な作品群から珠玉の5作品を一挙上映。

【上映作品】
『訪問、あるいは記憶、そして告白』 ※国内劇場初公開
『カニバイシュ』
『絶望の日』 ※国内劇場初公開
『アブラハム渓谷 完全版』 ※国内劇場初公開
『夜顔』

配給:プンクテ

2025年4月18日(金) Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国順次公開

公式サイト oliveira2025