Apr 27, 2022 news

文書改ざんに証拠捏造‥‥国家的スキャンダルの隠蔽からの逆転劇 映画『オフィサー・アンド・スパイ』予告映像公開

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『戦場のピアニスト』などで知られる巨匠ロマン・ポランスキー監督最新作、歴史的な冤罪事件をもとにした映画『オフィサー・アンド・スパイ』が、6月3日(金)より全国公開される。この度、第76回ベネチア国際映画祭銀獅子賞受賞した本作の予告映像が公開された。

この度公開された予告映像では、スパイの罪を被せられたドレフュス大尉と、彼の無実を裏付ける衝撃の真実を知ってしまった一人の将校ピカール中佐が、あらゆる手段で隠蔽を謀る巨大国家権力に抗い、正義のために命懸けの逆転劇に挑む姿がサスペンスフルに描かれている。

ナレーションは、NHKの長寿番組「その時歴史が動いた」のキャスターでおなじみの松平定知 氏が務めた。
予告映像の公開にあたり、ナレーションを務めた松平定知 氏から本作への熱いコメントが到着した。

■松平定知 氏(京都芸術大学教授)コメント

毎日、人が人を殺している。子供たちの上にミサイルが堕ちる―――「それは敵のデマ」と一方の当事者は言う。
19世紀末。無実で収監されたドレフュス大尉を救うため奔走するピカール中佐は、苦境の中でこう呟き、自らを奮い立たせる―― 「事実は変えられない」! そして‥‥。

(c)Guy Ferrandis-Tous droits réservés

本作は19世紀のフランスで起きた歴史的冤罪事件「ドレフュス事件」を題材にしたもの。
日本の大学共通テストにも出題されるほど歴史的に有名な事件だが、その詳細はあまり知られていない。これまで描かれてこなかったピカールというひとりの将校の視点で事件を描く物語は、歴史のターニングポイントの新たな視点にスポットをあて、「その時」に至るまでの経緯や、関わった人々のドラマを掘り下げている。さらに詳細に描かれる「文書改竄」や「証拠捏造」といった巨大権力による衝撃の隠蔽は、近年の日本にも通じる出来事であり、この事件が決して過去の出来事ではなく、現代の社会にも通じる物語であることを伝えている。


■「ドレフュス事件」とは
1894年、フランス。ユダヤ系のドレフュス大尉がドイツのスパイとして終身刑に処せられる。1896年に真犯人が現れるが軍部が隠匿。これに対し小説家ゾラや知識人らが弾劾運動を展開し政治的大事件となった。1899年、ドレフュスは大統領の恩赦により釈放。1906年に無罪が確定した。2021年10月には本国で、その生涯に敬意を表するドレフュス博物館が開館。マクロン大統領も来訪し「記憶伝承の場」と世界に訴えた。

作品情報
映画『オフィサー・アンド・スパイ』

1894年、フランス。ユダヤ系の陸軍大尉ドレフュスが、ドイツに軍事機密を流したスパイ容疑で終身刑を宣告される。ところが対敵情報活動を率いるピカール中佐は、ドレフュスの無実を示す衝撃的な証拠を発見。上官に対処を迫るが、国家的なスキャンダルを恐れ、隠蔽をもくろむ上層部に左遷を命じられてしまう。すべて失ってもなお、ドレフュスの再審を願うピカールは己の信念に従い、作家のゾラらに支援を求める。しかし、行く手には腐敗した権力や反ユダヤ勢力との過酷な闘いが待ち受けていた。

監督:ロマン・ポランスキー

原作:ロバート・ハリス「An Officer and a Spy」

出演:ジャン・デュジャルダン、ルイ・ガレル、エマニュエル・セニエ、グレゴリー・ガドゥボワ、メルヴィル・プポー、マチュー・アマルリックほか

配給:ロングライド

©️ 2019-LÉGENDAIRE-R.P.PRODUCTIONS-GAUMONT-FRANCE2CINÉMA-FRANCE3CINÉMA-ELISEO CINÉMA-RAICINÉMA

2022年6月3日(金) 全国公開

公式サイト longride.jp/officer-spy