Jan 30, 2025 news

俳優・池松壮亮が予告映像のナレーションを担当! 第97回アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞ノミネート作 映画『ノー・アザー・ランド 故郷は他にない』

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2024年ベルリン国際映画祭にてプレミア上映され、観客の大喝采を浴び最優秀ドキュメンタリー賞と観客賞をW受賞したパレスチナ人とイスラエル人の若手監督によるドキュメンタリー映画『ノー・アザー・ランド 故郷は他にない』。この度、俳優・池松壮亮がナレーションを務める、本作の予告映像が公開された。

舞台は、イスラエル軍による破壊行為と占領が今まさに進行している、ヨルダン川西岸のパレスチナ人居住地区マサーフェル・ヤッタ。この現状をカメラに収め世界に発信することで占領を終結させ故郷の村を守ろうとするパレスチナ人青年バーセル・アドラーと、彼に協力しようとその地にやってきたイスラエル人青年ユヴァル・アブラハームの2人による決死の活動を、2023年10月までの4年間に渡り記録。不条理な占領行為を、そこで暮らす当事者だからこそ捉えることのできた至近距離からの緊迫感みなぎる映像であぶりだしていく。同時に、バーセルとユヴァルが、パレスチナ人とイスラエル人という立場を越えて対話を重ね理解し合うことで生まれる奇跡的な友情と、ただ故郷の自由を願い強大な力に立ち向かい続ける人々の姿も映し出す。監督は、バーセルとユヴァルを含むパレスチナとイスラエルの若き映像作家兼活動家の4人が共同で務めた。

そんな本作の日本版予告映像のナレーションを担当したのは、俳優の池松壮亮。池松は、これまで作品本編にナレーションとして参加した経験はあるが、映画の予告編単体でナレーションを務めるのは今回が初めて。

今回のナレーションに際して池松は「並外れた作品だと思いました。このような形でこの作品に賛同できることをとても光栄に思っています。異なるバックグラウンドを持つ4名の監督が親密に手を取り合い、同じ空の下の現実を伝えようと、ジャーナリズムへの献身と努力で世界に情報を伝えてくれました。決して他人事ではいられず、無関心ではいられませんでした。今作に出会えたことに感謝しています。 今この映画を、是非観ていただきたいです」とコメントを寄せた。

映画『ノー・アザー・ランド 故郷は他にない』は、2025年2月21日(金)より全国公開。

作品情報
映画『ノー・アザー・ランド 故郷は他にない』

ヨルダン川西岸地区のマサーフェル・ヤッタで生まれ育ったパレスチナ人の青年バゼルは、イスラエル軍の占領が進み、村人たちの家々が壊されていく故郷の様子を幼い頃からカメラに記録し、世界に発信していた。そんな彼のもとにイスラエル人ジャーナリスト、ユーバールが訪れる。非人道的で暴力的な自国政府の行いに心を痛めていた彼は、バゼルの活動に協力しようと、危険を冒してこの村にやってきたのだった。同じ想いで行動を共にし、少しずつ互いの境遇や気持ちを語り合ううちに、同じ年齢である2人の間には思いがけず友情が芽生えていく。しかしその間にも、軍の破壊行為は過激さを増し、彼らがカメラに収める映像にも、徐々に痛ましい犠牲者の姿が増えていく。

監督:バゼル・エイドラ、ユヴァル・アブラハム、ハムダーン・バラール、ラケル・ゾール

配給:トランスフォーマー

©2024 ANTIPODE FILMS. YABAYAY MEDIA

2025年2月21日(金) TOHOシネマズ シャンテ、シネ・リーブル池袋 ほか全国公開

公式サイト transformer.co.jp/m/nootherland/