Sep 22, 2023 news

パリ同時多発テロで妻を失った夫が、テロリストへの手紙に込めたメッセージとは 映画『ぼくは君たちを憎まないことにした』

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フランスから発信された感動のベストセラーを映画化する、映画『ぼくは君たちを憎まないことにした』の予告映像と本ポスターが公開された。

本作は、家族3人で幸せに暮らしていたアントワーヌが、突然妻の命を奪ったテロ発生から2週間の出来事を綴った世界的ベストセラーの映画化。

誰とも悲しみを共有できない苦しみと、これから続く育児への不安をはねのけるように、アントワーヌは手紙を書き始めた。

テロリストへの手紙は、息子と2人でも「今まで通りの生活を続ける」との決意表明であり、亡き妻への誓いのメッセージ。それが一晩で20万人以上にシェアされ、新聞の一面を飾ったアントワーヌの「憎しみを贈らない」詩的な宣言は、テロにより動揺するパリの人々をクールダウンさせ、暴力に屈しない団結力を芽生えさせていく。

混乱するアントワーヌの内面を映画化したのは、マラソンに挑戦する老人たちをほのぼのと描くコメディ『陽だまりハウスでマラソンを』のキリアン・リートホーフ監督。アントワーヌの手記に心打たれた監督はすぐさま映画化を決断。ドイツ人の立場からフランスで実際に起きた悲劇を客観的に見つめ、平明な言葉で憎しみの連鎖を拒絶するアントワーヌに焦点を当てた。

主演は、『万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-』『エッフェル塔 創造者の愛』にも出演するピエール・ドゥラドンシャン。妻のエレーヌ役にはシンガーソングライターで『レッド・スネイク』にも出演したカメリア・ジョルダーナ。お風呂と絵本が大好きなメルヴィルには、当時3歳だったゾーエ・イオリオ。ゾーエはママの不在に悲しみの涙を流し、笑顔を忘れたパパを支える愛息を演じる。

映画『ぼくは君たちを憎まないことにした』は、2023年11月10日(金)より全国ロードショー。

作品情報
映画『ぼくは君たちを憎まないことにした』

2015年11月13日金曜日の朝。ジャーナリストのアントワーヌ・レリスは息子のメルヴィルと一緒に、仕事に急ぐ妻のエレーヌを送り出した。息子のために健康的な朝食を手作りして体調管理に気を配り、おしゃれでユーモアのセンスもある。最高の母であり、最愛の妻が、突然、天国へ行ってしまった。そんな時でも息子はお腹を空かせ、砂で遊び、絵本の読み聞かせをねだる。誰とも悲しみを共有できない苦しみと、これから続くワンオペ育児への不安をはねのけるように、アントワーヌは手紙を書き始めた。妻の命を奪ったテロリストへの手紙は、息子と2人でも「今まで通りの生活を続ける」との決意表明であり、亡き妻への誓いのメッセージ。一晩で20万人以上がシェアし、新聞の一面を飾ったアントワーヌの「憎しみを贈らない」詩的な宣言は、動揺するパリの人々をクールダウンさせ、テロに屈しない団結力を芽生えさせていく。

監督:キリアン・リートホーフ

原作:「ぼくは君たちを憎まないことにした」

出演:エール・ドゥラドンシャン、カメリア・ジョルダーナ、ゾーエ・イオリオ

配給:アルバトロス・フィルム

©2022 Komplizen Film Haut et Court Frakas Productions TOBIS / Erfttal Film und Fernsehproduktion

2023年11月10日(金) TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー

公式サイト nikumanai