20日(月)には、りんたろう監督作 ⼭中貞雄に捧げる漫画映画 『⿏⼩僧次郎吉』のワールドプレミア上映が⾏われた。上映後にりんたろう監督、スタジオM2の丸⼭正雄、弁⼠の声を務めた声優の⼩⼭茉美、そして公式サイトの登壇者にクレジットされておらず、当日サプライズとして登壇したキャラクターデザイン担当の大友克洋の4人によるトークイベントが開催。28歳で夭逝した映画監督、⼭中貞雄が残したシナリオをもとに再構築した本作を制作するに⾄った思いをそれぞれが語った。
りんたろう監督トーク一部抜粋
「久しぶりにアニメの現場を感じた時に、完璧に⽇本のアニメーションが変わったなと思ったんですよ、作り⽅とか全てがそれで⾃分なりにどうするか丸⼭と相談して、僕らに『⻤滅の刃』の続編は作れないけど、⾃分達のスタイルでやろう、⽇本の映画の⼤元に戻ろうと。そして⼭中貞雄でどうか?という話になって、⼿探り状態から絵コンテまで作ろうと思って始めたのがこの作品です。
大友克洋トーク一部抜粋
りんさんなんで、やるしかないんですよ。山中貞雄は好きですから良かったです。なかなかこんな仕事はないですからね。“山中貞雄を描いてくれ”なんてないですから。楽しかったです。
同日夜には、押井守監督の『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』も上映され、フェスティバル・ディレクターの井上伸⼀郎と、アニメ特撮研究家の氷川⻯介とともにトークショーも実施。そのほか、新海誠監督の初期の3作品を集めたオールナイト上映や“新海誠談義”の対談も開催された。
最終日となる本日、22日は作品上映会や長編コンペティション部門授賞式、アニソン・ライブなどが開催され6日間にわたる、アニメーション映画祭が閉幕となる。
主催:新潟国際アニメーション映画祭実行委員会
企画制作:ユーロスペース+ジェンコ
上映会場:新潟市民プラザ、T・ジョイ新潟万代、シネウィンド、クロスパル新潟
イベント会場:新潟日報メディアシップ、古町ルフル広場、新潟大学駅南キャンパスときめいと
FORUM会場:開志専門職大学
開催期間:3/22(水)にて開催終了
公式サイト niigata-iaff.net