Apr 01, 2022 news

“私の出演シーンはすべてスタンと2人きり(ケイト・ブランシェット)” デル・トロ監督たちが映画『ナイトメア・アリー』の裏側を語る特別インタビュー映像を公開

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現代最高峰の異才監督ギレルモ・デル・トロの最新作 『ナイトメア・アリー』。先日授賞式が行われた第94回アカデミー賞では作品賞、撮影賞、美術賞、衣装デザイン賞など4部門にて堂々とノミネートを果たした。

このたび、本作の裏側を語る貴重な特別インタビュー映像が公開された。ギレルモ・デル・トロ監督が“本作で何を表現したかった”のかをはじめ、リリス博士役のケイト・ブランシェットやグリンドル役のリチャード・ジェンキンスとモリー役のルーニー・マーラーらが作品の裏側について語っている。

デル・トロ監督が映画化に挑んだのは、1946年に出版され、ノワール小説の伝説的傑作といわれる「ナイトメア・アリー 悪夢小路」。 1947年にはエドマンド・グールディング監督、タイロン・パワー主演によって映画化(『悪魔の往く町』)されるなど、今も名作として語り継がれる題材を、アカデミー賞を席巻した前作『シェイプ・オブ・ウォーター』で極めた、誰も真似のできないデル・トロ監督独自の世界観と豪華極まりない映像で観るものを誘う、全世界待望のサスペンス・スリラー大作として完成させた。


【インタビュー (一部抜粋)】

―ギレルモ・デル・トロ (監督)

原作小説のテーマは、[ 幻覚と現実][真実と嘘の違い ] [ 持てる者と持たざる者の違い ]、全てを失う危険と常に隣り合わせている張り詰めた空気感だ。[ 成功と富と権力にとらわれた人間による、誤った判断と道徳基準が悲劇をもたらす ]この見事なアイデアを、視覚、主題、アプローチ面でアップデートしたかった。

―ケイト・ブランシェット (リリス・リッター博士)

個人的に興味を持ったのは20年代から40年代に精神分析の分野で活躍した女性たちの存在。精神分析の歴史にはパワフルな女性がいて、それを念頭に演じた。ノワール映画で女性が活躍することも重要だけど、私には女性たちが精神分析を根づかせた事実も同じくらい重要だった。

―リチャード・ジェンキンス (グリンドル) & ルーニー・マーラー (モリー)

ギレルモとの仕事は本当に特別な経験だった(ルーニー)。ブラッドリーとのシーンで何度も繰り返すうちに、ブラッドリーにスタンが完全に乗り移った。そして脚本と180度違うセリフを口走ったんだ。ギレルモが“カット”の次に放った言葉は“大満足だ”だった(リチャード)。

映画『ナイトメア・アリー』は絶賛公開中。

作品情報
映画『ナイトメア・アリー』

野心溢れる青年スタンがたどり着いたのは、人間とも獣ともつかない生き物を出し物にする、華やかさと怪しさに満ちたカーニバルの世界。スタンは読心術を身につけ、ショービジネスの世界をその才能と魅力と共に駆け上がっていくが、その先には予想もつかない栄光と闇が待ち受けていた。『シェイプ・オブ・ウォーター』でアカデミー賞を席巻したギレルモ・デル・トロ監督が贈る、全世界待望のサスペンス・スリラー大作。

監督:ギレルモ・デル・トロ

出演:ブラッドリー・クーパー、ケイト・ブランシェット、トニ・コレット、ウィレム・デフォー、リチャード・ジェンキンス、ルーニー・マーラ、ロン・パールマン、デヴィッド・ストラザーンほか

配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

©2021 20th Century Studios. All rights reserved.

公開中

公式サイト searchlightpictures.jp/movie/nightmare_alley.