Mar 23, 2022 news

映画『ナイトメア・アリー』監督&キャストが主人公に影響を与える3人の女性について語る特別映像が公開

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現代最高峰の異才監督ギレルモ・デル・トロが、作品賞・監督賞を含むアカデミー賞4部門を受賞した前作『シェイプ・オブ・ウォーター』に続き、再びサーチライト・ピクチャーズとタッグを組んだ最新作、映画『ナイトメア・アリー』。

デル・トロ監督やケイト・ブランシェット、トニ・コレットらがスタンと3人の女性キャラクターたちについて語る特別映像が公開された。

ブラッドリー・クーパー演じるスタンが3人の女性のもとに歩みを進めるそれぞれのカットから始まる本映像では、スタンと女性キャラクターたちの関係性についてフォーカスしていく。デル・トロ監督が「スタントンはファム・ファタールの男性版だ」と明かすように、誰からも容易く信頼を得てしまうほどの人懐っこさを持ち合わせていながらも、ひりつくような危険さも同時に纏う謎に包まれた存在感を放っているスタン。

ケイトはそんなスタンが主人公の本作を「嫌悪と強欲とだまし合いの物語。」と表現し、「闇の中で3つの真実が光を放つ。3人の女性、モリー、ジーナ、リリス」とそんな中でも3人の女性キャラクターがスタンの闇を紐解く重要な鍵であることを明かしている。またデル・トロ監督は「スタントンは鏡を恐れた。リリスこそ、その鏡だ。彼と同様に傷を持っている。2人は激しく火花を散らす」と語っており、果たしてリリスの存在がスタンにどのような影響を与えるのか期待が高まる。

一方、デル・トロ監督は複雑な役を演じたブラッドリーを「リアリティを追求し、役に自分自身を投影した。“我々の中のスタントン”を表現してもらった」と絶賛。映像には表情を色とりどりに変えながら3人の女性に近づくスタンの姿と、ブラッドリーのほか共演したトニやルーニー・マーラ、ギレルモ・デル・トロ監督らの撮影の様子を収めたメイキング映像も映し出される。“男を破滅させる魔性の女”という意味でも使われることの多い“ファム・ファタール”。果たして破滅するのは3人の女性か?それともスタン自身か?

原作は1946年に出版され、ノワール小説の伝説的傑作といわれる「ナイトメア・アリー 悪夢小路」。1947年にはエドマンド・グールディング監督、タイロン・パワー主演によって映画化(『悪魔の往く町』)されるなど、今も名作として語り継がれる題材を、デル・トロ独自の世界観と豪華極まりない映像で観るものを誘う。先日発表された第94回アカデミー賞では作品賞、撮影賞、美術賞、衣装デザイン賞と主要を含む4部門にて堂々とノミネートを果たし、今後の賞レースの行方にも注目が高まっている。

映画『ナイトメア・アリー』は、3月25日(金)に全国公開。

作品情報
映画『ナイトメア・アリー』

野心溢れる青年スタンがたどり着いたのは、人間とも獣ともつかない生き物を出し物にする、華やかさと怪しさに満ちたカーニバルの世界。スタンは読心術を身につけ、ショービジネスの世界をその才能と魅力と共に駆け上がっていくが、その先には予想もつかない栄光と闇が待ち受けていた。『シェイプ・オブ・ウォーター』でアカデミー賞を席巻したギレルモ・デル・トロ監督が贈る、全世界待望のサスペンス・スリラー大作。

監督:ギレルモ・デル・トロ

出演:ブラッドリー・クーパー、ケイト・ブランシェット、トニ・コレット、ウィレム・デフォー、リチャード・ジェンキンス、ルーニー・マーラ、ロン・パールマン、デヴィッド・ストラザーンほか

配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

©2021 20th Century Studios. All rights reserved.

2022年3月25日(金) 全国公開

公式サイト searchlightpictures.jp/movie/nightmare_alley.