ギレルモ・デル・トロ監督が、作品賞・監督賞を含むアカデミー賞4部門を受賞した前作『シェイプ・オブ・ウォーター』に続き、再びサーチライト・ピクチャーズとタッグを組んだ最新作、映画『ナイトメア・アリー』。
今回、監督が映画化に挑むのは、伝説的傑作といわれるノアール小説「ナイトメア・アリー 悪夢小路」。 1947年にはエドマンド・グールディング監督によって映画化されるなど、今も名作として語り継がれる題材を監督独自の世界観と豪華極まりない映像で観るものを誘う、全世界待望のサスペンス・スリラー大作。先日発表された第94回アカデミー賞では作品賞、撮影賞、美術賞、衣装デザイン賞と主要を含む4部門にて堂々とノミネートを果たした。
この度、本作の日本オリジナルナレーション予告映像が公開された。
主人公スタンが「本当に故人と話せますか?」と問いかけられるシーンから始まる。とあるカーニバルの一座で読心術を身につけ、愛する女芸人モリー(ルーニー・マーラ)とともに華やかなトップ興行師の道を駆け上がっていくスタン(ブラッドリー・クーパー)だが、不敵な笑みを見せる精神科医のリリス(ケイト・ブランシェット)と手を組んだことをきっかけに、越えてはいけない一線を越え、光に照らされるショービジネスの世界から、後戻りの出来ない闇の領域へと飲まれていってしまう。
ナレーションに抜擢されたのは、俳優の大沢たかおと檀れい。大沢が主人公スタン、そして檀がリリスの視点で、映画のもつ世界観と劇中で展開されていく独特の世界観と男女のスリリングな騙し合いを妖艶な声色で見事に体現。
ナレーション収録に挑むにあたり、2人は一足先に本編を鑑賞。大沢はかねてより好きだったギレルモ・デル・トロ監督の作品とあり、人間の本質を深くえぐった本作のテーマについて「人間皆に共通する逃れたくても逃れられないものを、デフォルメした映画の世界でギレルモ・デル・トロ監督が見事に表現されていると感じました」と語り、撮影の素晴らしさについても「あれだけ美しく説得力のある画が撮れていると、観ていてその世界に引きずり込まれます」と感動を語った。檀は「作品自体が十分に練られ精巧に作られていると感じましたし、美術や衣装も素晴らしかったです。劇場でぜひ観たい作品」と2人とも本作を大絶賛。
また実際のナレーションの収録について大沢は「僕は芝居が本業ですから、マイクに向かうより身体でしゃべる方が慣れているので、ナレーションは難しかったです」と意外な告白。「でもこの機会に、声でだけですが、他の映画にも参加でき、ブラッドリー・クーパーのやっていたことが追体験できる感じがして面白かったです」と感慨深い様子で語り、檀は「大沢さんがスタン側で出演されると聞いて、スタンが野望の深みにどんどんはまっていく様を大沢さんとの掛け合いでうまく表現できればいいなと思いながらナレーションさせていただきました」と語っている。
映画『ナイトメア・アリー』は2022年3月25日(金)に全国公開。
野心溢れる青年スタンがたどり着いたのは、人間とも獣ともつかない生き物を出し物にする、華やかさと怪しさに満ちたカーニバルの世界。スタンは読心術を身につけ、ショービジネスの世界をその才能と魅力と共に駆け上がっていくが、その先には予想もつかない栄光と闇が待ち受けていた。『シェイプ・オブ・ウォーター』でアカデミー賞を席巻したギレルモ・デル・トロ監督が贈る、全世界待望のサスペンス・スリラー大作。
監督:ギレルモ・デル・トロ
出演:ブラッドリー・クーパー、ケイト・ブランシェット、トニ・コレット、ウィレム・デフォー、リチャード・ジェンキンス、ルーニー・マーラ、ロン・パールマン、デヴィッド・ストラザーンほか
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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2022年3月25日(金) 全国公開