現代最高峰の異才監督ギレルモ・デル・トロが、作品賞・監督賞を含むアカデミー賞4部門を受賞した前作『シェイプ・オブ・ウォーター』に続き、再びサーチライト・ピクチャーズとタッグを組んだ最新作、映画『ナイトメア・アリー』。
日本時間の2月8日(火)に発表された第94回アカデミー賞において、作品賞、美術賞(プロダクションデザイン/タマラ・デヴェレル、セットデコレーション/シェーン・ヴィア)、衣装デザイン賞(ルイス・セケイラ)、撮影賞(ダン・ローストセン)の4部門にノミネートされた。
デル・トロ監督が映画化に挑んだのは、1946年に出版され、ノワール小説の伝説的傑作といわれる「ナイトメア・アリー 悪夢小路」。1947年にはエドマンド・グールディング監督、タイロン・パワー主演によって映画化(『悪魔の往く町』)されるなど、今も名作として語り継がれる題材を、アカデミー賞を席巻した前作『シェイプ・オブ・ウォーター』で極めた、誰も真似のできないデル・トロ監督独自の世界観と豪華極まりない映像で観るものを誘う、全世界待望のサスペンス・スリラー大作として完成させた。
ショービジネスでの成功を目指す野心溢れるスタンを演じるのは、俳優として4度のアカデミー賞ノミネートを誇る、ブラッドリー・クーパー。スタンの前に現れる謎めいた女性精神科医を演じる、2度のオスカーに輝くケイト・ブランシェットをはじめ、トニ・コレット、ウィレム・デフォー、ルーニー・マーラ、デヴィッド・ストラザーンといったオスカー常連の実力派名優に加え、デル・トロ作品に欠かせないリチャード・ジェンキンス、ロン・パールマンといった超豪華な顔ぶれが一同に会している。
【受賞コメント】
ギレルモ・デル・トロ(監督・製作・共同脚本) / J・マイルズ・デイル(製作) / ブラッドリー・クーパー(主演・製作)
数多くのアーティストによる大変な努力を大いに認めていただいたことに対して、アカデミーに感謝したいと思います。数多くの素晴らしい、芸術的で、心に残る素晴らしいフィルムがある中で、『ナイトメア・アリー』が作品賞にノミネートされたことは、本作に関わった全キャストとクルーにとって大きなあかしです。このプロジェクトをまとめるのに4年近くかかりました。
タマラ(・デヴェレル)とシェーン(・ヴィア)の没入型で独創的なプロダクションデザイン、ルイス(・セケイラ)の壮大で豪華な衣装デザイン、そしてダン(・ローストセン)の比類のない映画撮影など、各職人達の貢献、創造性、決意がノミネーションという形になったことに心より嬉しく思います。そして、この映画を決してあきらめなかった、サーチライト・ピクチャーズに感謝すると共に、この“悪夢”を夢の実現に導いてくれた素晴らしいキャストに感謝の意を表したいと思います。
世界的人気のデル・トロ監督渾身の作品、監督、脚本、さらに最高に豪華極まりないキャスト陣はもちろんのこと、撮影、音楽、衣装、美術など、すべての部門において稀有なる才能が集結した。
映画『ナイトメア・アリー』は、3月25日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。
野心溢れる青年スタンがたどり着いたのは、人間とも獣ともつかない生き物を出し物にする、華やかさと怪しさに満ちたカーニバルの世界。スタンは読心術を身につけ、ショービジネスの世界をその才能と魅力と共に駆け上がっていくが、その先には予想もつかない栄光と闇が待ち受けていた。『シェイプ・オブ・ウォーター』でアカデミー賞を席巻したギレルモ・デル・トロ監督が贈る、全世界待望のサスペンス・スリラー大作。
監督:ギレルモ・デル・トロ
出演:ブラッドリー・クーパー、ケイト・ブランシェット、トニ・コレット、ウィレム・デフォー、リチャード・ジェンキンス、ルーニー・マーラ、ロン・パールマン、デヴィッド・ストラザーンほか
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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2022年3月25日(金) 全国公開