3月15日より開催される、第2回新潟国際アニメーション映画祭のオープニングが塚原重義監督『クラメルカガリ』のワールドプレミア上映に決定したことが発表された。
昨年3月の第1回映画祭が大きな反響を呼んだ本映画祭。2回目となる本年は、長編コンペティション審査員長に世界的アニメーションスタジオ・カートゥーン・サルーンのノラ・トゥーミーを迎える。さらに、レトロスペクティブ部門では長編映画全作品ラインナップの高畑勲特集、イベント上映では今世界を舞台に活躍する湯浅政明監督の貴重な短編の特集上映、そして『機動戦士ガンダム』シリーズの富野由悠季監督の来場も予定されている。
この度、そんな映画祭の幕開けとなるオープニングとして、塚原重義監督『クラメルカガリ』のワールドプレミア上映が決定した。シナリオ原案には「バッカーノ!」「デュラララ!!」の成田良悟を迎え、声優陣に榊原優希、大塚剛央、細谷佳正、森なな子、悠木碧ら豪華声優陣が参加、4月12日より、長編コンペティション部門にノミネートされている『クラユカバ』とともに劇場公開を控える話題作がオープニングを飾る。
塚原重義監督も登壇する開会式のMCは、アニメファンにはお馴染みの“よっぴー”ことニッポン放送の吉田尚記が担当。また、ノラ・トゥーミー、齋藤優一郎、マイケル・フクシマらによる講演、『この世界の片隅に』の片渕須直監督の待望の新作についての講演の開催も発表された。
<第2回新潟国際アニメーション映画祭 オープニング作品>
『クラメルカガリ』 英題:KURAMERUKAGARI
監督:塚原重義 ©塚原重義/クラガリ映畫協會
上映スケジュール:3月15日(金) 場所:日報ホール
<第2回新潟国際アニメーション映画祭 特別講演>
◆ノラ・トゥーミー 「カートゥーン・サルーンとビジュアルストーリーテリング」
アニメーションスタジオ「カートゥーン・サルーン」について、その制作、ノラ監督がアニメーションに対する考え方、そして日本のファン、映画人に対するメッセージを語る。
開催スケジュール:3月18日(月) 13:40 場所:日報ホール
◆齋藤優一郎「“アニメーション”とは何か?」
映画祭コンペティション部門審査員であるプロデューサーの齋藤優一郎とジャーナリストの数土直志が、急激に変る世界の環境のなかでグローバルな視点でのアニメーションづくりの可能性と障害、それに対するビジネスの在り方と挑戦について考える。
開催スケジュール:3月20日(水) 13:20 場所:日報ホール
◆マイケル・フクシマ 「国境を越えるアニメーションについて」
カナダ国立映画制作庁(NFB)で長年、多くのアニメーション制作に携わってきたフクシマ氏が、世界のアニメーションについて語る。
ゲスト:塩田周三(ポリゴン・ピクチュアズ代表取締役)
開催スケジュール:3月20日(水) 10:00 場所:日報ホール