【映画】
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続く、【映画】パートに登壇したのは『新幹線大爆破』の樋口真嗣監督。進行を務める同作品のエグゼクティブ・プロデューサーであるNetflixコンテンツ部門の佐藤善宏とは『シン・ゴジラ』も一緒に作りあげた旧知の仲。
『新幹線大爆破』の原作は、1975年に佐藤純彌監督による同名映画作品。映画『スピード』の元となった作品に対し、樋口監督は深い思い入れを抱いている。「小学3年生の時に初日に観に行って以来、50年間好きな作品です。レーザーディスクのジャケットデザインも手がけさせていただいたことがあり、人生で選ぶ3本の映画のうちの1本に入るほどです」と語る。
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この作品は樋口監督にとって映画の原体験ともいえる存在であり、そんな作品をNetflixでリブートしようと決意した背景には、プロデューサーの佐藤氏からの強い働きかけがあった。「佐藤プロデューサーは、走り出したら止まらない馬力のある人物です。50年前に困難と言われた題材に挑み、無理を承知で作品を作り上げたように、現代でもこれを再び映像化することが可能なのか、という挑戦がありました」と樋口監督は語り、単なるリメイクではなく、令和の時代に合わせて再構築するというリブート作という意義のもと、プロジェクトは進められたことが明かされた。
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また、物語の核となる犯罪のあり方も現代に合わせて見直された。たとえば、身代金目的の犯罪は、現在ではほとんど見られなくなっているため、今の世の中に通じる犯罪とは何かを考え直す必要があったという。さらに、新幹線の運行本数が増えたことを踏まえ、爆弾が仕掛けられた車両だけでなく、他の車両への影響も徹底的に調査し、物語に反映させた。その結果、舞台を令和の日本に移し、「盛岡発東京行きの、新幹線はやぶさ」という設定へと大きく変更された。
主人公 車掌・高市を演じる草彅剛と樋口監督は、『日本沈没』以来20年ぶりのタッグ。「草彅さんが他作品で素晴らしい演技をするたびに、自分が撮れないことが悔しかった」と明かし、久々の共演に感慨深い様子。また、草彅の演技について「20年分の人生の深みが加わり、鉄道人としての耐える芝居が印象的だった」と絶賛した。さらに、あるアクションシーンでは無理をさせたことを謝罪しつつも、草彅氏がその要求に応えてくれたことに感謝を述べた。
【2025年ラインナップ紹介】
《映画》
映画『Demon City 鬼ゴロシ』
映画『メランコリック』で注目を集めた田中征爾監督が、生田斗真を主演に迎えて贈る、地方都市を舞台にした、妻と娘を奪われた殺し屋の復讐劇
脚本・監督:田中征爾
出演:生田斗真、東出昌大、田中美央、當真あみ、駿河太郎、木竜麻生、竹中直人、 音尾琢真、髙嶋政伸、尾上松也
2025年2月27日 Netflixにて世界独占配信
映画『新幹線大爆破』
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監督: 樋口真嗣 ✕ 主演: 草彅剛 ✕ 製作: Netflixで、JR東日本の特別協力で不朽の名作をリブート 大迫力の映像で贈るノンストップサスペンス映画
監督:樋口真嗣
出演:草彅剛
原作: 東映映画「新幹線大爆破」(監督:佐藤純彌、脚本:小野竜之助/佐藤純彌、1975 年作品)
2024年4月23日 Netflixにて世界独占配信
映画『10DANCE』
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衝突するプライド、重なり合う身体。男と男の官能の本格競技ダンス映画
監督:大友啓史 脚本:吉田智子・大友啓史
原作:井上佐藤「10DANCE」(講談社「ヤングマガジン」連載)
出演:竹内涼真、町田啓太
2025年12月 Netflixにて世界独占配信