Nov 04, 2020 news

東京国際映画祭2020『君は永遠にそいつらより若い』プレミア上映レポート

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第 33 回東京国際映画祭 TOKYO プレミア 2020 にて 2021年公開予定の映画『君は永遠にそいつらより若い』のワールドプレミアが東京・EX THEATER ROPPONGIで行われた。
本編の上映前に吉野亮平監督と本作主演の佐久間由衣や、奈緒が登壇し、このコロナ禍に、東京国際映画祭で初めて一般の方向けに本作を上映できることの喜ばしさと、関係者への感謝の言葉が語られた。

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主演の佐久間由衣は、自身の役柄に関して「すごく難しい…自分には欠けていると思っているコンプレックスだったり、人に言うまでもないと思っているような、自分では消化しきれていないような悶々としたこと、そういったことを感じている女の子」と語り、決して特別ではない、多くの人が共感できるような人物と表した。

猪乃木楠子役の奈緒は「過去に少し傷を抱えていまして、その大きな傷によって自分のことを肯定できないまま生きている人だと思って演じていました」と語った。

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佐久間との初共演について奈緒は、最初に本読みと聞いて行ったら、監督に「今から佐久間さんとお茶して仲良くなってきてください」とプチドッキリを仕掛けられたと語り、2人の心地よい距離感が舞台上からも伝わっていた。

舞台挨拶の最後に、「この映画の一つのテーマとして、すごく大切な人が突然いなくなっちゃうという事がある。期せずして、このタイミングでこの作品がつくれて、観てくれた方を元気づけられれば良いなという気持ちでいます」と吉野監督からの一言も。

上映後には、吉野監督と佐久間由衣が再び、本編を観終わった観客の質問に答えるという映画祭ならではの催しも行われた。

原作の大ファンという観客から原作との相違点について質問されると、吉野監督は「映画という120分の中で、登場人物のキャラクターが滲み出るようなものにしたいと思い変更した」と回答。作品を深く味わうための有意義な一面も見受けられた。

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オンラインでは実現しにくい、リアルで暖かい空気感の中、時間が許す限りに吉野監督と佐久間は真摯に答え、映画ファンにとって贅沢な時間となった。

文・写真/ otocoto 編集部

作品情報
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『君は永遠にそいつらより若い』

大学卒業を間近に控え、児童福祉職への就職も決まり、手持ちぶさたな日々を送るホリガイは、身長170cmを超える22歳、処女。変わり者とされているが、さほど自覚はない。バイトと学校と下宿を行き来し、友人とぐだぐだした日常をすごしている。同じ大学に通う一つ年下のイノギと知り合うが、過去に痛ましい経験を持つイノギとは、独特な関係を紡いでいく。そんな中、友人、ホミネの死以降、ホリガイを取り巻く日常の裏に潜む「暴力」と「哀しみ」が顔を見せる…。(公式サイトより)

原作:津村記久子 「君は永遠にそいつらより若い」(ちくま文庫)
監督・脚本:吉野竜平
出演:佐久間由衣、奈緒、小日向星一、笠松将、葵揚、森田想
製作:「君は永遠にそいつらより若い」製作委員会
配給:Atemo
©「君は永遠にそいつらより若い」製作委員会
2021 公開予定
公式サイト:https://www.kimiwaka.com

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