Apr 23, 2025 news

“痛み”と“後悔”を背負った高校教師が、少年時代の日記をきっかけに記憶を辿る 映画『年少日記』

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第60回金馬奨で観客賞と最優秀新人監督賞を、第17回アジア・フィルム・アワードで最優秀新人監督賞を受賞した、映画『年少日記』の日本公開が決定し、あわせて予告映像と日本版ビジュアルが公開された。

本作は、苛烈な競争社会において子供が受けるプレッシャーや家庭内暴力など痛切な現実を描きながら、兄弟がみせる純粋で切ない幼少期の記憶に胸を打つ物語。

『SPL 狼たちの処刑台』で脚本を務めたニック・チェクが監督デビューを果たし、脚本と編集も自らが務めた。『ある殺人、落葉のころに』や『母性のモンタージュ』に出演し、監督・撮影監督としても活躍するロー・ジャンイップを主演に迎え、痛切な苦しみを繊細に描いたドラマが誕生した。

この度公開された予告映像では、高校教師のチェンが少年時代の日記を見つけ、自身の痛切な過去をよみがえらせていく様子が映し出される。厳格な父のもと、ピアノも勉強も兄弟で比べられ涙を浮かべる少年は、日記を綴りながら自身の将来に不安を抱く。

映画『年少日記』は、2025年6月6日(金)より全国公開。

作品情報
映画『年少日記』

高校教師のチェンが勤める学校で自殺をほのめかす遺書が見つかる。「私はどうでもいい存在だ」幼少期の日記に綴られた言葉と同じだった。彼は遺書を書いた生徒を捜索するうちに、閉じていた日記をめくりながら自身の幼少期の辛い記憶をよみがえらせていく。それは、弁護士で厳格な父のもとで育った兄弟の記憶。勉強もピアノも何ひとつできない兄と優秀な弟。親の期待に応える弟とは違い、出来の悪い兄は家ではいつも叱られていた。しつけという体罰を受ける兄は、家族から疎外感を感じ‥‥ 。

監督:ニック・チェク  

出演:ロー・ジャンイップ、ロナルド・チェン、ショーン・ウォン

配給:クロックワークス

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2025年6月6日(金) 新宿武蔵野館ほか全国公開

公式サイト klockworx.com/nensyonikki