Apr 27, 2022 news

忘れられないひと夏の物語 映画『夏へのトンネル、さよならの出口』特報映像が公開

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優しさと切なさに満ちたひと夏の青春を繊細な筆致で描き、デビュー作にして第13回小学館ライトノベル大賞のガガガ賞と審査員特別賞のW受賞を果たした八目迷の「夏へのトンネル、さよならの出口」(小学館「ガガガ文庫」刊)が、このたび劇場版アニメとして映像化、映画『夏へのトンネル、さよならの出口』が9月9日(金)に全国公開となる。

この度、30秒の特報映像&ティザーポスターが公開された。

欲しいものが手に入るという“ウラシマトンネル”。心に秘めた想いを抱え、不思議なトンネルに足を踏み入れた少年少女のひと夏の物語を描いた本作。監督を務めるのは映像表現に定評のあるアニメーション監督・田口智久(『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』(20)、「アクダマドライブ」)、キャラクター原案・原作イラストを精緻でドラマティックなイラストレーションで知られるくっか(「D_CIDE TRAUMEREI」キャラクター原案)、制作を『映画大好きポンポさん』(21)などを手がける新進気鋭の制作会社CLAPが担当するなど、次世代アニメーション界を担う注目のスタッフが集結。

主人公・塔野カオルを鈴鹿央士、転校生・花城あんずを飯豊まりえがフレッシュに演じ、夏の終わりにふさわしい、エモーショナルで心に響く少年少女の成長物語が誕生しました。

映像では、「ぼくは、あの夏の君を取り戻す」「これは二人だけの秘密」「この世界を捨てたっていいと思った」「今日から私たちの共同戦線が始まる」「このトンネルに私たちの願いを叶えてもらうために」―カオルとあんずの意味深なやり取りが重ねられ、“ウラシマトンネル”という文字が浮かび上がる‥‥美しい映像とともに、“ウラシマトンネル”というキーワードで結ばれた2人の冒険の始まりが幻想的に綴られていく。タイトルにも入っている“ウラシマトンネル”とはいったい何なのか?カオルとあんずが叶えたい“願い”とは?

劇伴を担当するピアニスト・作曲家である富貴晴美は国立音楽大学作曲専攻を首席で卒業後、NHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」、連続テレビ小説「マッサン」、TVアニメ「ピアノの森」など30作品以上の音楽を担当。『わが母の記』(13)で第36回日本アカデミー賞音楽賞優秀賞を最年少で受賞し、16年『日本のいちばん長い日』(16)、『関ヶ原』(18)で3度の日本アカデミー賞音楽賞優秀賞に輝くなど、今最も期待される若手実力派が美しいピアノ楽曲を書き下ろした。

【富貴晴美 コメント】
“ウラシマトンネル”があったら、私も塔野カオルと同じ選択をするだろう。「最愛の人を取り戻したい」と共感した時、音楽が自然と頭の中で鳴り響いた。作曲をしている間、塔野カオルになりきっていたのかもしれない。夢中で音楽を書いていたので、ウラシマトンネルに入ったように、数週間があっという間に感じた。それほど時間が経つのが早かった。登場人物たちの繊細な気持ちを表現するために、ピアノを中心とした繊細なオーケストレーションを目指しました。映像美、音楽、全てにおいて幻想的なウラシマトンネルを体感しにきてください。

映画『夏へのトンネル、さよならの出口』は、9月9日(金)に全国公開。

作品情報
映画『夏へのトンネル、さよならの出口』

ウラシマトンネルーーそのトンネルに入ったら、欲しいものがなんでも手に入る。ただし、それと引き換えに‥‥。掴みどころがない性格のように見えて過去の事故を心の傷として抱える塔野カオルと、芯の通った態度の裏で自身の持つ理想像との違いに悩む花城あんず。ふたりは不思議なトンネルを調査し欲しいものを手に入れるために協力関係を結ぶ。これは、とある片田舎で起こる郷愁と疾走の、忘れられないひと夏の物語。

監督・脚本:田口智久

キャラクター原案・原作イラスト:くっか
アニメーション制作:CLAP
音楽:富貴晴美

出演:鈴鹿央士、飯豊まりえ

配給:ポニーキャニオン

©2022 八目迷・小学館/映画『夏へのトンネル、さよならの出口』製作委員会

2022年9月9日(金) 全国公開

公式サイト natsuton.com