Sep 01, 2025 news

江戸川乱歩の中編小説を現代劇として再解釈 儚くも美しく、猟奇的な愛の結末は―― 映画『蟲』

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本格推理小説や怪奇・幻想小説の祖として後世に名を残した作家・江戸川乱歩が2025年、没後60年を迎えた。この度、江戸川乱歩が1929年に雑誌「改造」にて発表した中編小説を原案に現代劇としてよみがえらせた、映画『蟲』の本予告映像、本ポスターが公開された。

本作の原案である「蟲」は、1929年に雑誌「改造」にて発表された中編小説。映画監督の柾木は、親の遺産を食い潰しながら引きこもり続けて10年になる。極端に人との接触を嫌う柾木を気に掛ける大学時代からの友人・池内は、刺激を与えようと小劇場の舞台へと連れ出すが、柾木は居酒屋で酒をあおりながら厳しい論評を繰り返すばかりだった。しかし、そこに出演女優の芙蓉が現れると、その反応が一変する。柾木の演技論を熱心に聞く芙蓉に心を動かされ、創作意欲が湧き出してきた柾木は、彼女を主役にした脚本を書き始める。その想いの空回りが、次第に狂気を孕んで、誰も想像だにしない歪んだ愛の物語を奏ではじめる。

出演は、連続テレビ小説「虎に翼」での好演も記憶に新しい平埜生成をはじめ、佐藤里菜、木口健太、北原帆夏らが名を連ねる。監督は『餓鬼が笑う』の平波亘。

映画『蟲』は、2025年10月17日(金)よりロードショー。

作品情報
映画『蟲』

映画監督の柾木は、親の遺産を食い潰しながら引きこもり続けて10年になる。極端に人との接触を嫌う柾木を気に掛ける大学時代からの友人・池内は、刺激を与えようと小劇場の舞台へと連れ出すが、柾木は居酒屋で酒をあおりながら厳しい論評を繰り返すばかりだった。しかし、そこに出演女優の芙蓉が現れると、その反応が一変する。柾木の演技論を熱心に聞く芙蓉に心を動かされ、創作意欲が湧き出してきた柾木は、彼女を主役にした脚本を書き始める。その想いの空回りが、次第に狂気を孕んで、誰も想像だにしない歪んだ愛の物語を奏ではじめる。

監督・脚本:平波亘 

原案:「蟲」江戸川乱歩 

出演:平埜生成、佐藤里菜、木口健太、北原帆夏、細川佳央、橋野純平、中山求一郎、山田キヌヲ 

配給:アルバトロス・フィルム

©2025「蟲」パートナーズ

2025年10月17日(金) シネマート新宿、池袋シネマ・ロサ他ロードショー

公式サイト mushi-movie