大泉洋主演のアクション・エンターテインメント、映画『室町無頼』。この度、本作の特報映像と場面写真が公開された。
時は室町、“応仁の乱”前夜の京。大飢饉と疫病の連鎖、路上に重なる無数の死骸。そんな混沌の世の中に風の如く現れ、巨大な権力に戦いを挑んだ者たちがいた。
原作は、「極楽征夷大将軍」で直木賞を受賞した垣根涼介の「室町無頼」(新潮文庫刊)。監督を務めるのは『22年目の告白―私が殺人犯ですー』や『映画ネメシス 黄金螺旋の謎』『あんのこと』の入江悠。
己の腕と才覚だけで混沌の世を泳ぎ、密かに倒幕と世直しの野望を抱く無頼漢で剣の達人である主人公・蓮田兵衛を演じるのは、大泉洋。大泉は、周囲を惹きつける魅力を備えた剣の達人役として本格的な殺陣・アクションに初挑戦する。兵衛に拾われ、身も心も成長する才蔵役に抜擢されたのは、なにわ男子の長尾謙杜。その才蔵に棒術を教え込む老師に柄本明、民を虐げ、贅沢にふける有力大名・名和好臣には北村一輝、高級遊女にして、男たちの間を漂う絶世の美女・芳王子役を松本若菜が演じる。そして300人もの荒くれ者を抱え、幕府から今日の治安維持と取り締まりを任される悪党一味の首領・骨皮道賢に扮するのは堤真一。兵衛とは悪友であり、宿敵となっていく。
今年2月に行われた本作の製作発表会見では、大泉は「昨年の夏はずっと稽古していた。稽古初日から素振り100本振った」「映画史上に残るスケールの時代劇になりそうだ」と語り、堤は「台本上ではアクションシーンはあまりなかったのに、現場で戦うことになってしまって‥‥やっても一手か二手かと思ったら全然違った」と撮影を振り返った。
入江悠監督が「憧れだった」という京都で、伝統ある京都撮影所の職人たちとともに作り上げた新時代のアクション・エンターテインメントに期待が高まる。
映画『室町無頼』は、2025年1月17日(金)より公開。
1461年、応仁の乱前夜の京。大飢饉と疫病が同時にこの国を襲った。加茂川べりにはたった二ヶ月で八万を超える死体が積まれ、人身売買、奴隷労働が横行する中世の暗黒時代。しかし、時の権力者は無能で享楽の日々を過ごすばかり。貨幣経済が進み、富める者はより一層富み、かつてない格差社会となっていた。蓮田兵衛は、己の腕と才覚だけで混沌の世を泳ぐ自由人。しかし、ひそかに倒幕と世直しを画策する無頼漢。京とその周辺の悲惨な状況と窮民を見た兵衛は、立ち上がる時を狙っていた。
監督・脚本:入江悠
原作:垣根涼介「室町無頼」(新潮文庫刊)
出演:大泉洋、長尾謙杜、松本若菜、遠藤雄弥、前野朋哉、阿見 201、般若、武田梨奈、水澤紳吾、岩永丞威、吉本実憂、土平ドンペイ、稲荷卓央 、芹澤興人、中村蒼、矢島健一、三宅弘城、柄本明、北村一輝、堤真一
配給:東映
©2025『室町無頼』製作委員会
2025年1月17日(金) 公開
公式サイト muromachi-outsiders