インド伝統音楽の打楽器“ムリダンガム”奏者を志す青年が、カーストや伝統芸能の承継に伴う軋轢などの困難を情熱で乗り越えていく青春音楽映画『響け!情熱のムリダンガム』。映画『ベスト・キッド』(87年、ジョン・G・アヴィルドセン監督)や『セッション』(2015年、デイミアン・チャゼル監督)を彷彿とさせる、熱き師弟関係も同時に描き出す。
この度、予告映像が公開された。
インドのチェンナイ。両面太鼓のムリダンガム職人の息子ピーターは、映画スター、ヴィジャイの推し活に余念のない学生。だがある日父の作ったムリダンガムを巨匠が演奏するのを目の当たりにし、自分もその奏者になりたいという衝動が起こる。その瞬間から、カーストによる差別、伝統音楽と映画・テレビ業界との軋轢、伝統芸能の生き残りと承継、世代間の意見の相違など、様々な障壁や困難に次々と立ち向かうことになる。
音楽をテーマにした作品で評価が高いラージーヴ・メーナン監督の長編3作目。2018年東京国際映画祭(上映タイトル「世界はリズムで満ちている」)でも満席・大喝采を受けた話題作が、待望の日本公開。音楽は、『スラムドッグ$ミリオネア』のオスカー受賞で世界的音楽家となったA.R.ラフマーンが、自身の出身地・南インドの美しい伝統音楽と土着的な音楽の両面からこの社会性の強いテーマに迫る。主演はA.R.ラフマーンの甥でもある、G.V.プラカーシュ・クマール。叔父と同様に映画音楽の作曲家としても知られる音楽の才能を、ムリダンガム奏者を演じることでスクリーンに爆発させる。
また日本配給を担うのは荒川区の南インド料理店なんどり。本作に惚れ込み、この熱い物語を日本に紹介すべく、自ら立ち上がった。すでに人気テレビ番組「出没!アド街ック天国」の“あらかわ遊園”編でも紹介され、大きな反響を巻き起こしている。
映画『響け!情熱のムリダンガム』は、10月1日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国公開。
インドのチェンナイ。両面太鼓のムリダンガム職人の息子ピーターは、映画スター、ヴィジャイの推し活に余念のない学生。だがある日父の作ったムリダンガムを巨匠が演奏するのを目の当たりにし、自分もその奏者になりたいという衝動が起こる。その瞬間から、カーストによる差別、伝統音楽と映画・テレビ業界との軋轢、伝統芸能の生き残りと承継、世代間の意見の相違など、様々な障壁や困難に次々と立ち向かうことになる。
監督:ラージーヴ・メーナン
音楽:A.R.ラフマーン
出演:G.V.プラカーシュ・クマール、ネドゥムディ・ヴェーヌ、アパルナー・バーラムラリ、ヴィニート
配給:テンドラル(南インド料理店 なんどり)
© Mindscreen Cinemas
2022年10月1日(土) シアター・イメージフォーラムほか全国公開