Dec 10, 2025 news

三部作がついに完結 『劇場版モノノ怪 第三章 蛇神』 薬売りでさえ“手に余る” <モノノ怪>登場

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2000年代にテレビ放送されて以降、ファンから根強く愛され続けているアニメ「モノノ怪」。その完全新作劇場版・三部作の最後を飾る『劇場版モノノ怪 第三章 蛇神』の公開日が、2026年5月29日(金)に決定した。

「モノノ怪」は、謎の男・薬売りが人の情念や怨念が取り憑いたモノノ怪によって引き起こされる、怪異を鎮めるため諸国を巡る物語。その完全新作劇場版・三部作は2024年に始動した。第1作『劇場版モノノ怪 唐傘』は驚異のロングラン上映を記録。続く2025年3月には続編となる『劇場版モノノ怪 第二章 火鼠』が公開。加速する物語と深まる人物描写、進化したグラフィックに対する絶賛は国内にとどまらず、カナダ・ファンタジア国際映画祭にて長編アニメーション部門の観客賞を2作連続で受賞する快挙を成し遂げた。そして2026年5月――謎と思惑が渦巻く秘められた女の園・大奥を舞台にした壮大なサーガが、第三章にして完結を迎える。

また、150年前に三代目天子の正室であった三代目御台所の声を、沢城みゆきが演じることが発表された。沢城は「ifのあなたであり私であるような、ひやりとする存在。絵と合わさりどう仕上がるのか未知数で、公開される時を静かに緊張しながら待っているところです」とコメントを寄せている。

さらに、このたびの発表にあわせて予告映像第一弾も公開された。本作の物語の中心となるのは、世を統べる最高位・天子(CV:入野自由)、天子の正室である御台所・幸子(CV:種﨑敦美)、溝呂木北斗(CV:津田健次郎)をはじめとした大奥の中核を担う人物たち。大奥で背負わされた役目と押し付けられた幸せが複雑に絡み合う中、感情と思惑が交差する台詞からは、ただならぬ緊張感と葛藤が伝わってくる。さらに「これは‥‥手に余る」という薬売りの言葉は、蛇神の深い怨念と、これまでにない苦戦を予感させる。大奥内で隠され続けてきた秘密とは一体何なのか。その答えは、劇場で明らかになる。

『劇場版モノノ怪 第三章 蛇神』は、2026年5月29日(金)公開。