歴史小説界の巨星・司馬遼太郎が、土方歳三を主人公に新選組の志士たちの知られざる人生と激動の時代・幕末を描いた国民的ベストセラー、「燃えよ剣」が映画『燃えよ剣』として公開される。原田眞人監督が脚本を兼ね、主演は岡田准一、更に柴咲コウ、鈴木亮平、山田涼介、伊藤英明ら豪華俳優陣が集結。
江戸時代末期。黒船来航後の激動の幕末を舞台に、わずか6年だけ存在した「新選組」の志士たちの生きざまを描く本作。時代の大きな変化の中、剣を手に命を燃やした志士たちの知られざる【愛】と【戦い】。鬼の副長・土方歳三と、「新選組」は、いかにして歴史に名を刻む【伝説(レジェンド)】となったのか。そのすべてが今、スクリーンで明かされる。
公開された本編映像は、新選組初代筆頭局長である芹沢鴨と、副長の土方による、一触即発の決闘シーン。映像では、原田監督が「しらふなら土方、沖田がふたりがかりでも倒せない武門の人」と称する剣の達人である芹沢が土方を吹き飛ばすほどの豪快な一振りを見せる一方で、華麗な身のこなしと剣捌きで立ち向かう岡田准一が演じる土方の姿が映し出される。
原田監督の熱望により、本作では主演に加えて殺陣の構築・指導も兼任した岡田准一。「ある程度テーマをもって構築していった」と語る殺陣について岡田は、「こだわりが詰まっている」と自信を見せる。
一方、原田監督が絶賛する岡田のアクションには、芹沢を演じた伊藤も「殺陣については自分なりに準備したつもりだったんですが、岡田君の動きにはなかなかついていけずでした」と苦労を滲ませる。しかし、それぞれのキャラクターの特徴に合わせて殺陣を考案した岡田による丁寧な指導を受けた伊藤は、「(岡田が)何十年という歳月をかけて習得したものをわかりやすく、芹沢鴨というキャラクターを織り交ぜつつ、殺陣をつけてくださって、本当に感謝しています」と述懐。鬼の副長・土方をも圧倒する“強者”としての存在感を放つ、新たな芹沢が誕生した。
土方歳三の歴戦の数々が描かれる映画『燃えよ剣』は、10月15日(金)より全国公開。
開国か倒幕か。動乱の幕末でわずか6年だけ存在した「新選組」。彼らはいかにして歴史にに名を刻む【伝説(レジェンド)】となったのか。武州多摩の”バラガキ”土方歳三は、「武士になる」という熱い夢を胸に、近藤勇、沖田総司らを同志と共に京都へ向かう。徳川幕府の後ろ盾のもと、芹沢鴨を局長に擁し、市中を警護する新選組を結成。土方は復調として類まれな手腕と厳しい法度で組織を統率、新選組は倒幕派勢力制圧に八面六臂の活躍を見せる。お雪と運命的に出会い惹かれあう土方だったが、時流は倒幕へ傾いていき…。
剣を手に命を燃やした男たちの知られざる【愛】と【戦い】が、今幕を開ける。
監督・脚本:原田眞人
原作:司馬遼太郎「燃えよ剣」(新潮文庫刊/文藝春秋刊)
出演:岡田准一、柴咲コウ、鈴木亮平、山田涼介、尾上右近、山田裕貴、たかお鷹、坂東巳之助、安井順平、谷田歩、金田哲、松下洸平、村本大輔、村上虹郎、阿部純子、ジョナス・ブロケ、大場泰正、坂井真紀、山路和弘、酒向芳、松角洋平、石田佳央、淵上泰史、渋川清彦、マギー、三浦誠己、吉原光夫、森本慎太郎、髙嶋政宏、柄本明、市村正親、伊藤英明
配給:東宝 アスミック・エース
© 2021 「燃えよ剣」製作委員会
2021年10月15日(金) 全国公開