【コメント】
▼杉田雷麟
この映画の台本を読んだとき、違和感を覚えました。何か言語化出来ないような違和感を。僕は台本を覚えるとき、日常生活で口ずさむ様に覚えます。ご飯を食べている時も、掃除をしている時も。不意に頭に浮かんだら口ずさむ。しかし、この台本は不可思議でした。どんどん違和感が増していく。仕舞いには嫌悪感すら抱いていました。断っておきますが、決して台本に対する悪口ではありません。笑それは、この作品を観た方が、一番よく分かると思います。
▼平井亜門
オカルトは大好きですが霊感ほぼ皆無なわたくし平井亜門が、視える男“司”くんの「当たり前」を想像し、とにかく近藤監督のホラー愛をこの映画に落とし込みたいという気持ちで撮影に挑みました。ホラー映画初の僕にはマジックの様なアイデア溢れる面白い撮影の連続でした。日本ならではの奥ゆかしくもカビのように纏わりつく土着ホラーをどうぞお楽しみください。
▼森田想
久住美琴を演じました森田想です。ぴんと張る静けさを感じるような脚本に、的確な近藤監督の演出と、本当に怖い撮影地が融合して、背筋が凍るジャパニーズホラーが出来上がりました。一足早く見た際には、あまりの怖さに久しぶりに顔を覆うほど。同時に本格的なホラーにこうして関われた嬉しさもありました。東京国際映画祭での初上映で反響を得て、公開時に沢山の方に楽しんでもらえますように。是非ご期待下さい。
▼藤井隆
恥ずかしいのですが子供の頃から極度の怖がりでいただいた台本がしっとりずっしりと怖くて、読みながら怖い映像が(勝手に)浮かんできて最後まで読むのに時間がかかりました。撮影現場も暗くて(勝手に)怖くなってビクビクしていましたが森田想さんと喋ってる時が楽しくて救われました。物語の邪魔にならないように精一杯慎重に取り組みました。今も思い出すと怖いのですがせっかくなので完成したら映画館で観ようと決めてます。
▼清水崇監督(総合プロデュース)
闇の山中に木霊する鈴の音…
荒いビデオ映像の奥に失きモノの姿…
日常に纏う歪(イビツ)が心情の闇に侵入してくる。
そして、現実(まこと)の世界でも近藤亮太という新たな才能が侵食してくる―—
僕は何をしているのか?…またホラーの作り手にライバルを招き入れてしまった。
小手先で無い、真の闇/J ホラーの神髄に真っ向から挑む映画をご覧あれ!
映画『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ 』は、2025年1月24日(金)より全国公開。
敬太は昔、一緒に出かけた弟が失踪するという過去を持ち、今は行方不明となった⼈間を探すボランティア活動を続けていた。そしてある⽇、突然⺟から敬太に1本の古いビデオテープが送られてくる。それは、弟の⽇向がいなくなる瞬間を映したビデオテープだった。霊感を持つ同居⼈の司はそのテープに禍々しい雰囲気を感じ、敬太に深⼊りしないよう助⾔するが、敬太はずっと⾃分についてまわる忌まわしい過去を辿るべく動き出す。そんな敬太を取材対象として追いかけていた記者の美琴も帯同し、3⼈は⽇向がいなくなった“⼭”に向かう。
監督:近藤亮太
出演:杉田雷麟、平井亜門、森田想、藤井隆
総合プロデューサー:清水崇
配給:KADOKAWA
©︎2024「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」製作委員会
2025年1月24日(金) 全国公開
公式サイト mcv-movie